第4ハウスを通して絶望を減らして希望を増やす方法

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第4ハウスで形成されたものが第5ハウスからの

恋愛に大きな影響を与えることは何度も書いて

きましたが、第4ハウスが表すものは特に子供に

とっては実家の家庭、親のコントロール下にある

家庭です。

程度の差こそあれそれぞれの家庭には背負っている

ものがあります。

そしてそれは一般的には、子供に対して秘密にされます。

しかしこの秘密は子供に影響します。

子供の無意識にこの秘密はしっかりと流れ込みます。

悪い家庭とは、この秘密が作り出している様々な精神的な負担、

経済的な負担を子供に肩代させます。

虐待を通して子供をストレスの発散にして濫用するのも

精神的負担の肩代わりに含まれます。

これは親は、完全でなければならないということでは

ありません。

意味の分からない不運を取り除くには、適切に家庭に

繋がる必要がありますが、そのための客観的な認識を

作り出すためです。

守護霊と第1ハウスの関係という記事を書きましたが、

第1ハウスを自分自身の結界として機能させるためには

第4ハウスという家庭といかに繋がるかがとても大切です。

第4ハウスの基本星座は、蟹座になります。

蟹座は、家庭を表します。

蟹座の支配星は月になります。

月は結婚の相性を考える時に重要です。

身体の部位としては蟹座は胃の周辺であり月は内分泌物です。

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その人が持って生まれた本能や精神、身体に備わった能力、

生きるためのコミュニケーションスキルは、第4ハウスの

見えない気の力でまとめあげられます。

私の方が能力はあるのにいつも友人の方が上手くいくのは

何故?と感じた人は、第4ハウスの家庭の総合力の影響を

受けてそのような状態になっているのです。

これは両親やその他の家族の見えない部分の個性をも

見習って吸収しながら両親やその他の家族の運命に

何割か追随することを意味しています。

しかし家庭は期待されるほど完全ではありません。

それどころか恐ろしく不完全な状態です。

それなのに子供にとって良い家庭と悪い家庭があるのは、

愛情の差です。

それぞれの家庭には背負う因縁や業といったものが

必ずあります。

家族の愛情や信頼とは、この因縁や業を家族みんなで

協力し知恵を出し合い背負うことです。

特に親がずるいと徹底的に因縁や業を子供に背負わせます。

ただ占星術的に運命を考えれば、そのような環境に

特定のホロスコープを持って生まれてくるわけですから

そのような因縁や業と立ち向かうために生まれて来た

側面もあるのです。

様々な体験をして学び経験にまとめ上げていくことも

生まれて来た大きな目的ですが、圧倒的に因縁や業の

支払いが優先している場合もあります。

しかしそうであっても個人としては、個として成長する

ことはとても有意義なことです。

どんなに支払い部分が多くてもそれとはまったく

別の問題です。

かなりの年月を支払いに費やした後で積極的に個としての

成長を追及する人は沢山いらっしゃいます。

そのプロセスで家庭の因縁や業を一人だけ背負わされて

苦しんだり、それを背負って又は背負わされて家庭から

離脱する場合もあるでしょう。

そのような家庭には自己欺瞞を支える絶え難い嘘が

満ちあふれています。

そのような空気に嫌気がさす人は能動的なタイプの人

ですから背負ってどこかに持っていくのもありです。

しがみつくタイプの人は背負わされて苦しむでしょう。

因縁や業は過去の過ちが清算されないことで生成

された負の蓄積ですから理由を積極的に探っても

真実は分かりません。

時間と労力の無駄です。

知るべきことならいずれその時が来ますし、たとえ

それが分からなくても自分自身の個性を生きていれば

納得のいく感触は得られます。

そして支払いさえ終われば生産的な意味のない

家族としての義務ということが分かります。

この世で人が育つには何らかの形で家庭が必要です。

それがどのような環境なのかは、本当に人それぞれです。

第4ハウスや蟹座のハウスは、見た目は個性を発揮

するような感じではありませんがとてつもなく

重要な意味が詰まっています。

家庭単位の徳分や代償は引き継がれます。

これは月という無意識を通して行われます。

月の映る泉の水面からその人にコミュニケーションを

取ろうとする存在を大切にして下さい。

そのような存在は無意識の通路を辿って浮かんで来ます。

どんなに因縁や業があってもこの通路は塞がれることは

ありません。

自暴自棄になればこの使者の訪問に気付けなくなります。

これは愛の名の下にあらゆる価値を均質化する蟹座の

暴力性の抜け道となるものです。

蟹座が隠し持っている依怙贔屓とも言えます。

表向きは平等にしなければならない蟹座が仕舞い込んでいる

本音とも言えます。

これはこっそりと蟹座に守られて第5ハウスで獅子座の

核になる部分です。

ここに希望があります。

これが希望です。

これを見失うと人は死に近づいていきます。

そして死にそうになってこれを見出します。

見いだせない場合は、そのまま亡くなってしまいます。

このような視点で第4ハウスを読めば、見えない呪縛が

少し解けるはずです。

そしたら今のままでこれまでよりも前進出来ることが

感じられます。

そうすれば絶望が減って希望が増えます。

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