海王星という心の支えを活かす方法

海王星が土星のルール意識を溶かすというお話を

書きました。

心に問題があればあるほど土星は月を支える

役目を果たしたりと何かと頼りになる天体です。

太陽星座の着地点として理想を現実に根付かせてくれます。

そのような様々なバックアップをしている土星を溶かす

海王星は、本当に厄介なのでしょうか?

ホロスコープ全体を読めば分かることですが、何故

その人のルール意識を海王星が弱めるニーズがあるのか

ポジティブに考える必要があります。

海王星が現実(ルール意識)を溶かすメリットは、何か

という問題ですが、そもそも溶かされる側の現実は、

何なのかということにヒントがあります。

海王星が提示してくるイマジネーションと土星の現実と

どちらが大切なのか?

そもそも現実とイマジネーションは、そんなにも

対立したものなのかという考えもあります。

海王星の方が公転周期が長いので物事を曖昧にする働きを

強いと考えると現実を延長してくれているのかも知れません。

現実から延長する方法は、海王星とのアスペクトで

変わりますが、その延長部分がその人にとって意味が

あるものならば土星と海王星のアスペクトもお得です。

土星というともすれば、減らすことで制約をかける働きが

緩和し、その人を支えるリアリティーを延長してくれると

すれば恵まれていると言えます。

海王星が土星の周縁を溶かすことで拡張した部分は、幻想かも

知れませんが、主観的な問題に限ればその人にとって

自分自身を支えるものであることに変わりはありません。

幻想的な方が上手くその人を支えられる場合もあります。

簡単に考えるならば自分自身にとって意味があれば

それで十分に意味があるのです。

逆に言えば、素晴らしい現実を沢山持っていても

その人にとって何の心の支えにもならない場合があります。

これは、土星相手だけに限った話ではなく海王星が

関わる全ての天体や感受点に言えることです。

自分自身のどの分野(ハウス)を幻想(海王星)が拡張しようと

しているのか、どのような天体や感受点の働きを延長しようと

しているのかと考えたらとてもポジティブな活用が出来ます。

もし、幻想がまったくないガチガチの現実しか許されないならば

人は、発狂するのではないでしょうか。

海王星がもたらす幻想は優しい嘘でもあり、詐欺にも、

中毒にもなり得るものです。

しかしそれはポジティブに扱わないからです。

海王星が創り出すリアリティーが無い世界は、芸術が

無い世界です。

音楽が響かない世界です。

そんな色や音の無いモノトーンの世界で人が幸福で

いられるでしょうか?

海王星はコントロール出来ません。

ネイタルのホロスコープの中の海王星の状態をそのまま

活かす方法が海王星の幸運術になります。

現実に縛られない海王星の救済は本来素晴らしいものです。

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