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ジュノーは、広い意味での愛ではなく、あくまでも個別の人間関係に
おける愛情に求めるものを意味しています。
個別の人間関係には、恋人やパートナーも含まれますが、友情関係や
上司と部下、同僚、もちろん、同性の恋人やパートナー等に対する
ものも含みます。
友情関係や上司と部下、同僚の場合は、自分自身とその他大勢としての
関係性と特定の友人と自分、特定の上司と自分、特定の同僚と自分との
関係性で期待する感情と考えると良いと思います。
個別の人間関係に期待する感情ですから、それを満たしてくれない
相手を評価しませんが、これはある程度自立したタイプの人です。
自立の程度が弱いと人間関係において期待する感情が満たされない
場合は、心のバランスを崩すことがありますから、小惑星ですが
案外その働きが実感出来るものです。
ジュノー蠍座
愛情面で独占的に親密な関係性を求めます。
そのような感情が強いために恋人やパートナーを初めとする
関わり合いたい人間関係に働きかけることで
自分だけに関心を向けさせようとします。
これらが上手くいけば良いのですが、それが無理な場合は
このような傾向が過剰に働くか内向しますから嫉妬深く
なったり妨害工作を働くことがあります。
一見悪い行動パターンですがこれも出来ないと自己破壊的な
感情が浸透していきます。
第１１ハウスのジュノー
個別の愛情関係に友情を求めるという難しい面があります。
ジュノーは、蠍座的な性質を持ちますが、第１１ハウスの
基本星座は水瓶座ですから執着したいのにそれが出来ません。
本来ならば個別の愛情は深めていくのが自然ですが、
このような理由で深めるのではなく広げる方向に愛情を
求めていきますから社会的な活動や同じ目的を持つ仲間との
友情関係に価値を見出します。
ジュノーと月のスクエア
自分が安心感を得るために必要なの要素と恋人やパートナー等個別の
人間関係に求める愛情の欲求の折り合いが付きません。
その結果個別の人間関係に対する愛情を自分が感じるためには、
誰かをかばったり気遣うことが必要になります。
その行動が気を回す程度のことなのか積極的に傷付いた人を
身を挺してかばうのかは愛情を感じている程度によります。
アスペクトでスクエアと言うと何かしら消極的になりがちですが
このアスペクトは愛情を示さないと自分自身の必要性を
満たせないという点でかえって評価される可能性があります。