愛が生まれ直す相性としての水星

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愛が生まれ直すホロスコープの読み方という記事の最後に

「そう言った意味で水星は、根底から人生を支えています」

と書きました。

第8ハウスを通して愛を感じられるような状況を作るには、

それなりの豊かさが必要になります。

豊かさの種類は、大袈裟に言えば無限にありますし

どのような種類の豊かさが愛を育ててくれるかは、本当に

人それぞれです。

海王星、木星、金星というラインは、享楽的に浪費するために

あるのではなく両親や先祖から受け取った豊かさで不足している

要素を社会から、その他の存在から受け取るためにあります。

そうは言っても社会にあるものは、無料ではありません。

これは、必ずしも金銭が介在するということではありません。

考えること、知恵、知識、コミュニケーション等々自分自身に

あった方法で豊かさに繋がる必要があります。

水星は、知識やコミュニケーションですからこのクオリティーが

ある程度似ていないと愛が生まれ直すような相性にはなれません。

これは決してレベルとかのことではなくセンス等を含んだ

知性の生理です。

意味合いが通じ合う程度にコミュニケーションは成り立ちます。

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水星同士の相性は、それほど目立ちません。

しかし愛が生まれ直す時に必要なエネルギーは、水星が

開きます。

一番簡単な考え方は、恋人やパートナーの水星を自分自身の

ホロスコープに加えて出来るアスペクト探しをしてみることです。

Aさんは、パートナーの水星が加わることでトールハンマー

というアスペクトが出来上がります。

それ以外の天体や感受点の組み合わせも出来ますが、今回は

トールハンマーを取り上げます。

トールハンマーの解釈は、いろいろと出来ますが、

このような形でトールハンマーが出来る場合は、パートナーと

暮らす過程で少しずつパートナーの考え方が浸透すると同時に

常にパートナーの知性の影響が何座の何度で働きますから

苦難に負けずに意思を貫く力が宿ります。

このような心理的変化も愛が生まれ直すために必要な豊かさを

引き出す力になります。

トールハンマーの場合は、三角形の頂点にその不屈の意思が

表れますが、そこにある天体や感受点の種類も重要です。

それは何が良くて何が悪いという意味ではなく、その天体や

感受点の内容が反映されるということです。

頂点が太陽であれば自分自身の意思や夢、創造性を貫くでしょうし

月であれば母親、妻、プライベート、子供といったものが

関わってきます。

そしてそれらのサイン(星座)や度数によってその天体や感受点の

内容が理解出来ます。

今回はたまたまトールハンマーの例を取り上げましたが、

特定の恋人やパートナーと一緒に暮していく、生きていく

ということは、単純な相性だけではなく、どこかで意思が

関わってきます。

この意思が脆弱だと様々な苦難を乗り越えることは出来ません。

意思を作り出すのは、強い気持ちでも素晴らしい才能でもありません。

恋人やパートナーとの「こうなったら良いよね」と

何気なく積み重ねられたコミュニケーションです。

それが真面目な会話の場合もあれば、単なるいちゃいちゃの時も

あるでしょう。

冒頭のリンク記事に書きましたが、第8ハウスは単なる精神的な

空間です。

しかし自分自身の第8ハウスの精神的な空間に、

恋人やパートナーの第8ハウスの精神的な空間に入れるのは

鍵となるコミュニケーションを持ったお互いだけなのです。

それは親子や兄弟姉妹との愛情とも少し異なるものです。

水星は、土星や天王星と繋がる側面があります。

そこまで深掘りするとややこしくなるので止めますが

コミュニケーションは、天王星の持つ素晴らしいアイデアを

引き出すこともあります。

コミュニケーションを通して得た言葉が土星の持つ

気持ちや心(月)を支える柱になることもあります。

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