自分自身のホロスコープを通して理解する両親

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ホロスコープにおける両親と母親の意味と言う記事に

少し書いたことですが、大切なことなので実際の父親と

父なる世界の感じ方、父親に対する感じ方みたいなものは

違いに付いて書いています。

当然と言えば当然のことですが、父親に限らず様々な人や

物事に対する感じ方は変化していきます。

しかしここで書くのは、そのような自然な変化ではなく

何らかの理由で自分自身の太陽を生きられない時に

身近な誰かに投影する父親的なものです。

この場合は、太陽は父親と同一視されている状態です。

このようなニーズを父親に託す時期はあって当然です。

もちろんない場合もあるでしょう。

どちらにしても自分自身の太陽的理想を父親に託せないと

理解すると次は、尊敬出来る異なる誰かに太陽的理想を

託す時期もあるでしょう。

それでも子供であれば父親の支配下にあるわけですから

内面での父親の感じ方として今度は土星を使っても

良いと思います。

しかしいずれにしても父親のホロスコープではありません。

あくまでも自分自身がどのように感じているかという

ことになります。

これは両親の関係と兄弟姉妹のホロスコープの観点で

考える一気に理解し易くなります。

親が離婚した子供や両親に大きな離婚問題(別居)等が

起こった場合でも本人自身のホロスコープの中の月と土星の

関係は、それほど緊張したものではないことがあります。

ところが兄弟姉妹がいれば誰かのホロスコープでは月と土星が

タイトにスクエアで月は冥王星とハードアスペクトも

あったりします。

そうなると少なくとも月と土星と冥王星がハードアスペクトで

コンビネーションしていますから苦労の多い変化が起き易い

ことを表しています。

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一人っ子ならば両親の関係性が自分自身のホロスコープにだけ

反映されますが、他に兄弟姉妹がいればその方も両親の愛を

分有しているのです。

ですから依怙贔屓みたいな状況はあります。

しかし両親の影響というものは、受け取るだけ受け取ったら

その先は自分自身で作っていくようになっていますから

本当の意味では依怙贔屓はありません。

兄弟姉妹であっても両親から受け取るものは異なります。

ただ子供的な感情として平等という意識があるだけです。

ですから両親に大きな離婚問題が起こってもある兄弟姉妹は

その影響の負の部分を強く受けて別の兄弟姉妹は、割と

関係なく(熱くならないで両親を見ている)過ごすこともあります。

これは、月と土星がハードアスペクトの方が無関心を装って

月と土星のハードアスペクトが無い方が両親の離婚に

振り回されることもあります。

なかなか単純ではなく、このような場合は、月と土星の

ハードアスペクトを持った方は、鬱っぽくなったり、

なかなか自立せずにどちらかの親といつまでも住んだり

(それでいて肯定的はない)、トラブルを起こす場合もあります。

つまり何かしら問題を抱えたまま能動的に吐き出せずにいるのです。

そしてそのまま過ごして何かの拍子に顕在化します。

私たちは、体も情緒的な部分も全て両親からもらったものが

生きる土台になります。

これは生物学的にそして社会の最小単位としての家庭に

生まれて来た時点での条件です。

このような前提でもう一度自分自身のホロスコープを

見てみて下さい。

ホロスコープは、自分自身の内界にあるものであって必ずしも

現象化した内容ではありません。

そう言った意味では、ホロスコープを魂の一歩手前くらいに

あるものと考えても良いと思います。

決して魂ではありませんが、顕在化する内容を選択して

取り出すという自由があります。

その選択の幅と両親から受け取った体と情緒的な内容の土台には

かなりオープンなスペースがあります。

自分自身が感じている父親も母親もそれらは最終的に自分自身です。

これは果たして絶望的なことなのか安らぎなのか様々な感じ方が

あると思いますが、兄弟姉妹全員で両親の存在を受け取るという

客観性を考えると両親から受け取ったものが何であれ活かして

いかないと損です。

損とか得とか選べるものかと思う方もいらっしゃると思いますが、

この幅こそ先ほど書いた自由選択出来るオープンスペースです。

これを使いこなせれば自分なりの幸せが味わえます。

このスペースを狭く解釈すると生きることが困難になります。

いつも絶望と背中合わせみたいになってしまうのです。

人間としての両親を理解したいならば両親のホロスコープを

しっかりと読む必要があります。

そして同時に父や母それぞれの両親のホロスコープを作り

相性等を検討しなければなりません。

そこまですると何となく見えてくるものがあります。

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