優しさが悪意に付け込まれ易いタイプの人(太陽キロンスクエア)と対策

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それなりの立場にあっても他人に対して分け隔てなく

優しいタイプの人がいます。

そのようなタイプの人のアスペクトの一つに太陽と

キロンのスクエアがあります。

基本的なキャラクターは、月、太陽、土星で考えますが、

これらのサイン(星座)が相性が良く、特に太陽と月の

組み合わせにそれほど矛盾がなくてもキロンとハードな

アスペクトを持つと内面にかなり葛藤を抱え込む

傾向があります。

ただキロンが作り出す心の傷は最終的に他人を癒すための

傷であり、その傷を燃やしながら頑張ることで本当の意味で

優しい人になれます。

ですから月と冥王星のハードアスペクトとは、ちょっと

異なるところがあります。

例えば第7ハウスにキロンがあると幼い頃の対人関係

(多くは、家庭環境)で心に葛藤を抱えたことが人間関係や

恋愛関係に影響を及ぼし易くなります。

優しい人にはなれますが、優しいだけでは恋愛関係は

続き難く自分自身の葛藤に直面しそうになると別れて

しまう傾向があるので交際期間が3年を超すことは難しい

かも知れません。

かと言ってさっさと結婚すると離婚リスクも高くなかなか

難しい配置になります。

結局のところは、パートナー次第といったことになりますが

パートナーにはかなりの包容力が求められます。

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キロンと太陽のスクエア(月のスクエア含む)のリスク

キロンの葛藤(心の傷)はポジティブな意味も持ちますが

キロンと太陽のスクエア(月のスクエア含む)に関しては、

真面目にやっていれば報われるとか

真面目に努力していればいつか理解してもらえる

と言ったような対人関係に対する甘さがあります。

その葛藤が無いことにしたいがために特定のパターンに

反応しないようにする姿勢(無意識)を付け込まれるのです。

ずるいタイプの人間は、キロンと太陽のスクエア

(月のスクエア含む)を持つタイプの人のこのような

対人関係の反応パターンを値踏みしながら次第に

距離を詰めていきます。

残酷なイジメ事件の背景にキロンのハードアスペクトが

ある場合が多いのではないでしょうか。

それでもある程度被害に遭えば距離を取るものですが

キロンがインターセプトされているとその傷自体を

大切に扱おうとしますし、そもそも自分自身が大きな

葛藤を抱えていることに気がつかないまま我慢し続けます。

いじめられている子が何故反撃しないのか、反撃しなくても

逃げ出さないのか不思議に思われるかも知れませんが、

自分自身の葛藤が作り出している優しさが無意識に相手の

悪意を受け入れていることに気が付いていないのです。

相手の徹底的な悪意に対してここにいたら駄目だと思って

行動し始めた時には、もう間に合わないかも知れません。

キロンと第1ハウスの支配星がアスペクトを作ることも

このような傾向を助長します。

事例によっては、この支配星とキロンが同じサイン(星座)で

近いこともあまり良くないでしょう。

かなり否定的に書いてきましたが、このような傾向の裏を

返せば優しいタイプの人です。

しかしその優しさは、お人好しと言われるタイプのものです。

もちろん、そこにつけ込む人間が悪いのです。

だからこそ用心して欲しいと思います。

相手の要求は、自分自身のキャパシティーを超えていないか?

他の人にも同じような要求をしているだろうか?

自分にだけしていないか?

自分(キロンと太陽や月のスクエアを持っている人)が同じ

要求をしたら、その相手は、応じてくれるのか?

等々このように考えたらお人好しな態度を封印すべき相手だと

判断出来るはずです。

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