記事タイトルを「正義感がトラブルや裏切りを招く可能性がある
アスペクト」としましたが、サイン(星座)の組み合わせや
ハウスの組み合わせ等も関わる内容になっています。
そしてこの正義感は、自分自身の愛と人間関係を通して
感じる愛の葛藤から生まれるものです。
獅子座の月と蠍座のジュノーのスクエアに付いて書いています。
しかも蠍座のジュノーは、冥王星とコンジャンクションです。
ジュノーは、人間関係で親しみを感じる時の性質を表します。
言い方を変えれば、このジュノーのサイン(星座)の性質が
満たされないことは、しんどい感じになります。
そのようなジュノーがやはり愛上面において重要な月と
スクエアの場合は、かなり大変です。
スクエアから逃げたいけれども逃げれば人間関係から
得られる愛を否定したような気分になります。
月がスクエアですから自分自身への愛と両立を図りたければ
スクエアの性質を持つジュノーであってもかばわないと
愛を裏切ったような気分になります。
これはとても扱い難い感情です。
無視することが良いようなものほどスルーすれば自分自身を
保てないような感情体験を味わうことになります。
何とかしないといけなくなります。
それが今回の例である月が獅子座でジュノーが蠍座の場合は、
どんなに自分自身にとって不利益でも先ずスルーすることは
不可能です。
同じように難しい組み合わせに蠍座ジュノーと水瓶座の月が
考えられますが、水瓶座の月であればスルー出来る時は
出来るでしょう。
もし無理と思えばやはり大変です。
如何なる場合でも絶対に譲れないのが獅子座の月です。
背伸びしてでもやり切ろうとするでしょう。
これは獅子座という個人的な感情に重きを置くサイン(星座)の
性質に依るものです。
自分自身のニーズに対してとても忠実なのです。
単なるスクエアでは、ありません。
このスクエアの組み合わせの蠍座のジュノー側に冥王星が
コンジャンクションした場合は、自分の獅子座的ニーズを
犠牲にしてでも人間関係で実現すべき愛情を庇おうとします。
傷ついている相手をスルー出来ないのです。
ジュノーが冥王星とコンジャンクションしていますから
関わった相手に絆を強く感じますし、何らかの形で
庇うことが強制的なものになります。
しかも蟹座のハウスがインターセプトされていて
月が具体的な空間をどこもコントロールしていない場合は、
自分自身の存在が「無」になるまでジュノーの絆が作る愛に
傾いていくでしょう。
月とジュノーのコンジャンクションは、どのような出方を
するか実際に動いて気持ちが弾けてみないと分からない
ところがありますが、正義感を押し通した結果トラブルに
なることも珍しくありません。
もしこのジュノーと冥王星とコンジャンクションが第１１ハウスに
あれば社会的な正義を貫こうとして友人関係において裏切られる
リスクがあるので注意が必要です。
正義感がトラブルや裏切りを招く可能性があるアスペクトの条件のまとめ
１、月とジュノーのスクエア
２、自分自身への愛と人間関係を通して感じる愛の葛藤が
問題になります。
３、月とジュノーのサイン(星座)の組み合わせで葛藤具合
(正義感の程度)が変化します。
４、月やジュノーの入っているハウスで意味が変わります。
５、月やジュノーが持つその他のアスペクトも考慮した方が
良い場合もあります。