上級国民と無意識の密接な関係

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飯塚幸三被告に禁固7年が求刑されたそうですが、

即逮捕されたトラック運転手と比べるとここまで

来るのにも2年くらいかかりました。

親子二人が亡くなり他も5人怪我をされました。

飯塚幸三被告は、自分自身が轢き殺した子供の名前も

知らないようです。

恐らくとんでもない感覚が入ってくると思われるので

タロットカードなんて引きませんが、こんな不平等が

堂々とまかり通ってしまう仕組みが引き起こす悲劇を

どこかで食い止めないと上級国民という看板を首に

ぶら下げて歩いているわけではありません。

日本は、特に個人よりも組織を優先して人を判断する

蟹座社会ですが、江戸時代ではあるまいし、これではまるで

「切り捨て御免」の世界です。

遺族の松永拓也さんが精神の平衡を保ちながら必死に

紡ぎ出す言葉を馬耳東風の体で流しているとしか思えません。

これと同じ仕組みがあちこちに発生したら本当に大変です。

法律が命の選別を始めたら本当にお仕舞です。

遺族の松永拓也さんは、何のために苦しい感情を我慢

しているのかまったく分からないと思います。

もし遺族の松永拓也さんが飯塚幸三被告を同じ様な形で

自動車で轢いていたら即刻逮捕でしょう。

これを疑う人、一般国民はいないと思います。

これはおかしなことなんだと多くの人が無意識で感じないと

このようなことが社会的な前提として固定されてしまいます。

言い方を変えれば、多くの無意識がこのような前提を

作り上げている可能性があるのです。

このような社会だから上級国民側の立場に回り込むように

努力しないといけないと無意識レベルで感じる人が多くなると

池袋暴走事件のような事態が起きてしまいます。

50過ぎの支店長が査察に来た20代の官僚にへいこら

している姿は、日常茶飯事のことです。

決して特別なことではありません。

自分自身に不利益をもたらすかも知れない相手に胡麻をするのは

正常な神経ではありますが、無意識に間違った認識が蓄積され

続けていくとやがてそれが社会的な前提(常識)になるのです。

世の中がこうだからとそれを家庭に持ち込んで子供に教育すれば

子供は歪むでしょう。

酷い目にあった人を運が悪かったとか、損をした思えば

すでに無意識は上級国民の仲間入りをしています。

あくまでも無意識レベルの話ですから基本的に誰にも見えません。

しかし社会制度は、違います。

確実に上級国民だからこの程度済むというメッセージを

社会に、多くの人の無意識に送り届けるのです。

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