親子関係の影響を受ける特殊な恋愛運(IC金星合)

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IC(第4ハウスのカスプ)に金星がコンジャンクションの

アスペクトに付いて書いています。

金銭的価値が母親に近いとも言えますし常に父親が気に掛けて

くれていたとも言えます。

それが適切な愛情なのか、過保護や溺愛なのかは、

これだけでは分かりませんが何らかの形で

愛されている、愛されていたことを意味しています。

このような両親との関わりが反映された結果、ある種の繊細な

感受性が育ちます。

仮にその愛に対して反発したとしてもそのように扱われることが

当然のこととして、若しくは前提にして自立や人生の様々な成果を

考えるようになります。

ICもある種の無自覚になり易い部分なのでこれを変更することは

難しいですから、どのようにして同じような環境を自分自身で

作るかがその後の発展性と関わって来ます。

この部分をいつまでも親に依存することは不可能ですし

代わりに恋人やパートナーに求めても縛られます。

モラハラの温床にもなります。

第4ハウスの環境を自分自身で作れるようになることが

自立であるという言い方も出来るのです。

金星は、その人にとって楽しいこと、気持ち良いこと、

愛されること、性的なこと、対人関係、芸術に関すること等

様々な要素があります。

人間の意識を10天体に分けているので金星の役割も一見

多く見えますが、これにサイン(星座)やアスペクトやハウスが

加わって来て尚且つ具体的になってくると実際に手にするものは

それほど多いわけではありません。

しかしICと金星がコンジャンクションしていると自分自身が

生きるための前提条件に求める楽しみに対して普通の人より

求めるものがかなり多くなります。

あれもこれもと思っている間に、奮闘している間に

金星の年齢域(18から25歳)が過ぎて太陽の年齢域

(25歳から35歳)に入っていきます。

そうなると今度は、自分自身でそれら全てを調達

しなければなりません。

面倒でも何とかしないと次の火星期(36歳から45歳)

になると競争に参加し勝ち取ることになります。

自分自身にとって金星的なものは、具体的にどんなもの、

ことなのか一度真剣に考えて棚卸しすることもありです。

そうでないと楽しみに翻弄されてしまいます。

もし何らかの理由で親が嫉妬深い場合や束縛、子供の安全を

気にし過ぎる場合で月星座が射手座だったりすると自由を

必要として実家を飛び出すかも知れませんが、金星IC

コンジャンクション的な環境を自前で用意するのは、なかなか

大変なことです。

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ここから深掘りです。

いつもホロスコープ全体を見ないとそれぞれの本当の働きは

分からないと書いていますが、今回は、そのような例として

次のことを考えてみます。

金星は、牡牛座と天秤座の支配星になります。

人によって牡牛座のハウスや天秤座のハウスが第何ハウスに

なるかは異なります。

それらのハウスが機能していれば良いのですが、インターセプト

されることでどちらかのハウスが無い場合もあります。

そしてあったとしてもそのハウスに他のサイン(星座)がすっぽりと

入っている場合もあります。

こうなって来るとICと金星のコンジャンクションを単純に

甘えられるかどうか、楽しめるかどうかという問題で語ることは

出来なくなります。

二通り考えてみます。

天秤座のハウスは、あるけれどもその中にすっぽりと蠍座が

入っている場合です。

蠍座が入っているハウスが第5ハウスであれば先祖や自分自身の

属するルーツに関する創造と結び付いていることになります。

このような書き方をすると天秤座のハウスの意味は何?と

聞かれる方がいらっしゃいますが、外装であり外箱です。

中身は蠍座です。

しかし外箱と言っても自分自身ですから廃棄すべき

ものではありません。

身体で例えれば皮膚です。

皮膚が傷ついたりしたら中身は困ります。

裸で街を歩けませんから洋服と考えても良いと思います。

天秤座ですからお洒落な外装を施しますが、中身の気持ちは

蠍座的で決まった相手に尽くす恋愛とも言えます。

しかし表面の行動パターンは天秤座ですから恋愛において

難しいニーズの持ち主です。

もう一つのサイン(星座)は、インターセプトされてハウスを

持たない場合です。

そのサイン(星座)が牡牛座(第11ハウス)だとしましょう。

これは厄介です。

先々では芸術的な方向に進みたい気持ちが隠れています。

これを自覚しないと何もかも中途半端になります。

何をやっても最後の方で違うかも知れないという思いが

頭をもたげて来ます。

ここでも実際の第11ハウスのサイン(星座)である牡羊座が

洋服になりますから、友人と盛り上がった後に一人になると

何か方向性が違うかもとふと思ったりするかも知れません。

人間関係も変わってくるということでしょう。

まとめ

前置きが長くなりました。

これらの影響を受けている金星が恋愛運に関わっています。

親子関係であれば、このような思いがあって愛情を注がれて

育ったとも言えます。

本当は、この3倍くらいの文字数を使って説明しないと

理解し難い内容ですが、こんなこともありますという程度の

紹介として書かせて頂きました。

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