美しい人にとって迷惑な恋愛感情が法王のカードに
表れても皇帝のカードと異なる意味で上下関係が
隠れています。
純粋に法王のカードを言えば宗教的意味合いが
強くなるということです。
タロットカードが作られた明確な時代は、不明ですが
宗教が人々の生活や実際の政治に強く影響を
与えていた時代に作られていたからであって、法王の
カードが出たからと言って恋愛感情が宗教色を帯びる
という意味にはなりません。
宗教色を単なる価値観と表すと皇帝のカードが広めたい
価値観と個人の場合は意味が被ってしまいます。
法王のカードの恋愛の決定的な個性は上下関係において
与えるものがあるかないかという点です。
極端な言い方をすれば法王の恋愛は、自分自身が神様
(代理人)なのです。
良いように表れても悪く表れても一方的であることには
変わりありません。
そしてここでもう一つ言えば与えるものの価値観を
受け取る側が求めているかどうかという点もあります。
この記事は、美しい人にとって迷惑な恋愛感情が
法王側で美しい人が与えられる側で書いています。
迷惑な恋愛感情だと美しい人が感じるわけですから
法王のカードは逆位置になります。
美しい人にとって迷惑な恋愛感情側が与えるものには
大きく分けて２種類のものがあります。
一つは、性的なものを含む現実的な喜びです。
もう一つは、法王のカードらしい性的なものを抜いた
良い意味で宗教的なものです。
ここで言う宗教性は、与えられたものがより成長し
生き易くより豊かになりながら育っていくような
イマジネーションを与えるという意味です。
美しい人の類稀な潜在的な資質が大きく伸びていくような
イマジネーションを与えてくれる法王です。
ですから世の中で行われている宗教活動とはまったく
異なるものです。
こうやって法王のカードを辿っていくと美しい人にとって
迷惑な恋愛感情が求めたものは性的な感情が含まれるもの
だったことが理解出来ます。
そのようなものが上下関係を通してもたらされるわけですから
ビジネス的にも宗教的(精神的)にも誠実とは言えないでしょう。
しかも皇帝のカードと異なり法王のカードは「Ⅴ」ですから
自己主張が強く公然と力を示します。
「法王のカードの恋愛の決定的な個性は上下関係において
与えるものがあるかないかという点です。」と前述しましたが
言い方を変えれば一方的に押し付けてくる存在ですから
タロット占いで法王のカードを引いた場合は、美しい人が
受け取りを拒否する流れから公然と罵倒するような
シチュエーションも読み取ることが出来るでしょう。
法王のカードの恋愛感情について２種類を前述しましたが
実際の恋愛で性的感情は、悪ではありませんから
美しい人にとって迷惑な恋愛感情は、法王のカードで出た場合は、
やはり逆位置で読むのが自然だと思います。
美しい人にとって迷惑ではない恋愛感情
法王のカードの上下関係、与える側与えられる側が正位置で
出た場合となりますが、そうなると前述の２種類は
以下のようになり易いでしょう。
１、性的なものを含む現実的な喜び
いきなり真逆になりますが、はっきりと表れると婚前交渉は無し
ということもあるでしょう。
企画ものではなく両家のバランスを考えた堅い意味でのお見合い、
最低でも結婚前提での交際等でしょう。
２、法王のカードらしい性的なものを抜いた良い意味で宗教的なもの
美しい人にとって素晴らしいイマジネーションを与える指導者的
存在になる恋愛相手と書くと「えっ」という感じですが
芸術家の中には、パートナーから創作に関するインスピレーションを
得るタイプの人もいます。
実際美しい人も自分自身をインスパイアしてくれたり、打てば響くような
女性に憧れた時期があったかも知れません。