第10ハウスの月と冥王星のコンジャンクションの注意点(女性の場合)

第10ハウスの月と冥王星のコンジャンクションを女性が

持っていた場合は、それを託せるパートナーが必要になります。

もし託せるパートナーがいたとしても、その必要性に

応えてくれるだけの力量をパートナーが持っていない場合は

第10ハウスの月が必要とする安心感が得られません。

ホロスコープのハウスは、第1ハウスから第12ハウスまでの

12種類しかなく、大雑把に言えば第10ハウスに月があれば

社会的な影響力のあるパートナーが必要ということになりますが

月が冥王星とコンジャンクションすることで第10ハウスの月の

ニーズに強制力を発することになります。

そして冥王星がどのようなハウスにあってもそうですが、その

ハウスに関するニーズは、強迫的なものになります。

しかしそれは、破壊(死)と再生を含む強迫性ですから、本当に

それを望んでいても、おいそれと手出し出来るものではありません。

どこのハウスに冥王星があったとしても、そのようなものを

心底欲している自分自身を認めるだけでも大変なことです。

多く人は、酸っぱいブドウのような行動パターンを取ります。

しかし、冥王星の働きを考えるとそのような態度は正解です。

よく運を良くする方法を気にしたり、問題が解決したりする

側面にだけ意識を向ける人がいますが、この世の次元の

仕組みが陰陽で成り立っている以上、願いに見合うバランスが

必ず必要になります。

一方的な善や悪だけで成り立っていないのがこの世です。

これは沢山努力をすればそれに見合った結果が得られるという

単純な陰陽ではなく、敢えて言えばタロットカードの

大アルカナのプロセスみたいなものです。

動きとして頑張っている段階のピークは、戦車のカードかも

知れません。

戦車のカードは、22枚ある大アルカナの7番目のカードですから

まだ目的を達するのに半分以上のプロセスが残っています。

ですから安易に冥王星が刺激するようなニーズに手を出すことは

危険ですし、そのような無茶をして失敗した時に周囲の人がどう

自分自身を評価するかという恐怖心等を考慮するとほとんどの人が

根本的な欲求をないがしろにします。

それで良いのか?と考える人もいますが、トランジットの天体等の

影響で無理矢理何とかする必要がない限り、無難な路線を採用しても

何の問題もありません。

ただ昇華されない思いが妬みや嫉妬に繋がっていくことはあるでしょう。

このような冥王星の働きを無視出来ないのが月と冥王星のコンジャン

クションを持っているタイプの人です。

冥王星のニーズを受けて立つしかありません。

無視していてもネガティブな影響が自動的にプライベート部分(月)に

入って来ます。

必ず冥王星の働きをポジティブなものにする仕組みを自分自身の中に

作るしかないアスペクトです。

この仕組みは、月と冥王星の間にある天体や感受点を駆使して

作られるものです。

もしこのようなアスペクトを持っていて第12ハウスに海王星を

持っていると良くも悪くも何が飛び込んで来るか分かりません。

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