親子関係に強い葛藤を抱えているタイプの人の努力が報われる条件(占星術)

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親子関係からもたらされるものがキャパシティーを超えた時に楽になる占星術

という記事に

親子関係に強い葛藤を抱えているタイプの人が

頑張ってしまうリスクについて書きました。

原因不明な辛い心理状態を改善するために

希望に対して努力をするほど思いもよらない失敗を

初めとする様々な負の反動を体験します。

事故、トラブル、裏切り、金銭的損失、病気や怪我等

その人の持つ脆弱な部分を突き破ります。

それらを総称すると挫折感です。

頑張るとかえって今よりも悪くなるような感じです。

最終的にプラスよりもマイナスが多くなります。

だったら頑張るよりも無理せずに無難に過ごせば

良いことになります。

これは当たり前の現象です。

しかし、それでは永遠に葛藤を抱えたままです。

原因や理由が何であれ親子関係に強い葛藤があるタイプの人は、

ありのままの状態に価値を感じられません。

常にもっと頑張ろうします。

ここでいう頑張りは、一般的な意味での真面目なものばかりではなく

その人の個性が思いつくありとあらゆる試行錯誤です。

タロットカードは、大アルカナと小アルカナのカードで

構成されていますが、小アルカナのソードのカードは、

何故か凶札扱いされます。

それは個人的な取捨選択の過剰さは、往々にして幸せに必要な

水(人との繋がり)や土(現実的な利益や安全)の元素を損なうからです。

そうは言っても何かしら苦しいからもがくわけです。

それも無意味と言われれば死ぬしかありません。

しかし親子関係に強い葛藤を抱えているタイプの人が

取捨選択の努力の果てに気付くことも同じなのです。

期待して信じて精一杯努力して無意味と感じることで

得られる絶望的な様々な心理状態とまったく同じです。

頭で考えるのではなく、自分自身が真剣に取り組んだ結果

理解する絶望は、もっと全人格的なものです。

何故、真剣に頑張った結果、全人格な絶望を見出すのか?

それこそが理由が分からない苦しみの正体だからです。

しかし大切なことは、これからです。

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全人格な絶望は決して悪ではありません。

これをどのように扱うか次第なのです。

そもそも絶望と映る時点で、その人固有の価値観が何かに

影響されてありのままの自分自身を絶望と見せています。

言い方を変えれば自分自身に絶望している状況です。

取りあえず現時点でこれ以上は、頑張れないとか

やれるだけのことはやったと感じるほど頑張ったのであれば

それは、その時のベストです。

それに対して落ち着いて評価すべきなのに絶望すること自体に

何らかの認識の歪みがあります。

人は、この認識が本来の自分自身とかけ離れた状態になると

何百億稼ぐ能力があっても破産します。

認識の歪みを買い物で解決しようとするからです。

能力は、沢山素晴らしいものがあるのに越したことはありませんが

飛び抜けた能力がなければ不幸かと言われれば決してそんなことは

ありません。

頑張って全人格的な絶望に辿り着いた時には、実は必要なものは

ほとんど揃っています。

それでは何故、絶望したままなのか?

頑張ったのに足を引っ張るような現象が起こるのか?

簡単に言えば自分自身に対する愛情の不足です。

しかも本来の自分自身と異なる価値観に沿ってエンドレスで

自分自身を頑張らせようとします。

その結果、無理を超えた部分がぽきっと折れるだけです。

それでも普通は、簡単には死にません。

樹が強風で煽られて小枝が折れて落ちるようなものです。

弱い部分から折れていきます。

だったらどうすべきか?

正解は、停止することです。

タロットカードの小アルカナの「4」です。

停止し休憩することで回復し、より大きなものと繋がり

それまで得た利益も保存されます。

この停止を文字通り完全な活動停止にしてしまうと「4」の

意味が異なってきます。

いわゆる逆位置です。

寝ないで頑張ることには、限度があるのと同じです。

大切なものは、愛情です。

もう一度書きますが、

頑張って全人格的な絶望に辿り着いた時には、実は必要なものは

ほとんど揃っています。

しかし、ほとんどであって全部では、ありません。

小さな亀裂を補修することかも知れませんし、

全体を見直すことで世界観を統一することかも知れません。

この段階でエネルギーをしっかりと蓄えないと次の段階の戦いの

局面(5)で必ず負けます。

親子関係に強い葛藤を抱えているタイプの人に愛情という

ワードを持ち出しても、それに苦労するような環境にいるわけですから

理解し難いのは、当然です。

愛情と依存が混然一体となって何が本当か見分けるのも困難です。

ですから取りあえず、心身共に休養と栄養を与える行為や時間を

確保することと解釈しても良いかも知れません。

頑張った内容が一つの生き物になってまとまって自然と

起き上がって来るまでは、愛情が必要です。

エンプティ状態で「5」の局面に行かせれば、必ず負けます。

個人のホロスコープで読むのであれば、第4ハウスを

見直してみて下さい。

大きな存在に繋がってエネルギーをチャージする個別の方法が

表れています。

もちろん一気に深く入る前にホロスコープ全体を通して自分自身に

適した楽しみや癒しで少しほぐしてからです。

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