第12ハウスのカスプのサイン(星座)が双子座の場合です。
本来ならば競争心が強くスタンドプレーを辞さない
双子座も第12ハウスと絡むと雰囲気や人当たりは
大人しく(柔らかく)なります。
表立って競争心を発揮せずに内面で働きます。
人当たりは柔らかくなります。
しかし、そのような双子座らしい気持ちが消えた
わけではなく、他人と競争することが大好きな双子座の
ある種の攻撃性が無意識で激しく渦巻いています。
攻撃性と言っても双子座(第12ハウス双子座)ですから、
その根っこは好奇心に基づく向上心ですが、双子座なの
で競争心の方が強く働きます。
双子座の本質は、自分自身が生き残ることにあります。
言い方を変えれば、その人にとって双子座のハウスは、
自分自身のアイデンティティーを感じられる価値観です。
アイデンティティーと言っても社会的なものではなく
個人として生きている実感になります。
このような無意識が働く第12ハウスだからこそ好奇心が
一度目覚めると、とても頑張れます。
第12ハウスは、そのような好奇心を集団の中で生かそうと
するので、競争しているのに多くの人に愛されるという
かなりラッキーな状態になります。
もちろん、そのような潜在的な競争心や攻撃性、サバイバルの
センスを実際に活かす努力や能力がどのようなものか確認して
使いこなすことが大切です。
見えないところでの攻撃性ですから、第12ハウスにある金星の
不倫と言ったような短絡的な使い方になれば影の暴力性として
表れることもあるので、注意して下さい。
第12ハウスのサインは、無理せずに少しずつ取り出すことが
ポイントになります。