天秤座は、他人の影響が侵入し易いサインで、
無防備ともいえる要素があります。
言うまでもなく、月は幼少期を表しますが、
冥王星とコンジャンクションすることで、
影響を受ける他人の中に霊的なものも含む
可能性があります。
天秤座の月と冥王星のコンジャンクションの
人の例ですが、幼少期より夜泣きが激しく、
現在も不眠を抱えています。
幾つかの悩みを抱えている方なのですが、
一通りバースチャートを見た後で、ふと、
この人の前世は、過去に国のために命を懸けたので
はないかと感じたのです。
しかも、そのような環境下とはいえ、誰かの身体に圧力を加えて
何らかの情報を引き出すようなイメージが瞬間的に浮かびました。
現在、その方が人生に展開している様子とチャートを比べると、
根本的に改善するよりも、いかにソフトランディングするかが
大事なように思えました。
今世は、ある限定された意識の経験をすることが
目的のように思えたのです。
そして、その原因が、お話を伺う限りは、今世だけでは
ないように感じられました。
そのようなことは、本人には一切言いませんが、
その方の身内が本人の幼少期の不眠について、
最近、メールで知らされたそうなのですが、
幼少期にずっと空から爆発するものが降る夢を見ていたそうです。
幼少期の夢の全てを覚えているわけではないでしょうが、
何やら国家間の争い絡みの夢だったようで、それが怖くて
泣いていたようなのです。
前世の問題は、途中で死を挟むので、客観的な検証は不可能ですから、
これ以上は言及しませんが、何とも言えない気分になりました。
ちなみに、その方の第1ハウスには、土星があり、これは出生に
伴う困難を表します。