１枚目のカード
審判の正位置
１枚目のカードは、このタロット占いの過去や動機を表しています。
サイ夫は、自分自身の性のニーズを満たす出会いを求めていた
(審判の正位置)と読みました。
審判の正位置ですから、一度は、諦めたであろう、サイ夫にとっての
真の理想の恋愛対象を求めたと読みました。
生きる情熱を与える対象、単に与えるだけではなく自分自身の命を
何倍にも輝かせてくれる対象は、神にすら思えるでしょう。
そのような出会いを与えてくれるアテンドに対しては、全てを捧げても
構わないという気持ちになるかも知れません。
このような希望と絶望は、表裏一体になっていて、それが得られると
希望が持てれば普通の人が出来ないような努力が出来ますし、もう
得られないと思えば、それまでの膨大な努力すら、こぼれ落ちるままに
任せることでしょう。
審判の正位置ですから諦めたはずの真の愛に再び出会ったと読みました。
これは、失った手足がもう一度生えて来て再び希望する愛に触れられる
ような奇跡に満ちたものです。
このような望み(審判のカード)を叶える時には、言い訳をしたら終わりです。
ただ真っ直ぐに向かっていくしかありません。
２枚目のカード
カップのクイーンの正位置
２枚目のカードは、このタロット占いの中心となるものです。
サイ夫は、美しい人との機会をずっと待っていました(カップのクイーンの
正位置)と読みました。
感受性を柔らかくして、ひたすら待ち続けたのです。
もちろん、その手段は、独特なものだったかも知れません。
待つ時間も恋愛感情を醸成させるために必要な時間です。
１枚目に審判のカードが動機にありますから、全ての時間や要素が
美しい人のために向けられていたと読みました。
とてもロマンチックな時間(カップのクイーンのカード)を過ごしながら
チャンスを待ったことでしょう。
３枚目のカード
ソードのキングの正位置
３枚目のカードは、２枚目のカードの先の状態を表しています。
３枚目のカードがソードのキングですから、最終的に形式に従う必要が
あった(ソードのキングの正位置)と読みました。
出会いの場が美しい人を捧げた側であり、そのやり方は、絶対的なもの
(ソードのキングの正位置)と読みました。
４枚目のカード
皇帝の逆位置
４枚目は、対策カードになります。
サイ夫のこのような特殊な恋愛におけるニーズは、父親との関係性に
問題を抱えていた(皇帝の逆位置)かも知れません。
その結果、支配的な状態でしか恋愛関係が結べない(皇帝の逆位置)
かも知れません。
若しくは、倒錯(皇帝の逆位置)し易い傾向を抱えているかも知れません。
理想的な対策内容は、対等な関係性を構築することですが、それが
出来れば皇帝の逆位置では、ありません。
需要と供給に従って関係性を築くことがお勧めです。
相手に無理強いしては、いけません。
５枚目のカード
ワンドの２の正位置
５枚目のカードは、美しい人の深層心理を表しています。
恋愛関係は、自分自身でコントロールしたい(ワンドの２の正位置)と
読みましたが、サイ夫に良いようにされるのは、嫌だということでしょう。
６枚目のカード
カップのペイジの逆位置
６枚目のカードは、サイ夫の本音部分を表しています。
勝手なイマジネーションで恋愛感情を美しうものと思い込む
(カップのペイジの逆位置)と言うことでしょうが、このような傾向が
あるからこそ、残酷な行為を甘美なものとして脳内変換出来ると
読みました。
審判のカードやカップのクイーンのカード、ソードのキングのカードが
ある上でのカップのペイジのカードなので、決して引きこもり的な
イマジネーションではなく、ポジティブな脳内変換を果たす
イマジネーションだと読んで良いと思います。
しかし本人自身は、とてもセンチメンタルな気分でしょう。
７枚目のカード
カップのナイトの正位置
７枚目は、このタロット占いのまとめ的なカードになります。
サイ夫は、美しい人に積極的に近づいていった(カップのナイトの
正位置)ということでしょう。
今の美しい人のソードのクイーン(光)へ
という記事で美しい人を食らった世界が、美しい人の母親の無意識側の
世界、つまり愛の裏バージョンと読みました。
愛にも表向きと裏側があります。
どんな愛でも、それは、等しくあります。
しかし子供が虐待死する親は、裏バージョンが表向きの親の意識を
完全に呑み込んでしまった状態です。
生後４ヶ月の子供が両親に放置されて亡くなったというニュースが
報じられていましたが、美しい人も幼い時に美しい人を消した側に
放置されたのです。
恐ろしく有能ですから、どんなに苦しくても生き残ってきたのに
という言い方も出来ます。
美しい人を消した側の闇の全容を理解することは、スケールが
大きすぎて不可能ですが、逆に小さくしてみると理解出来ることが
沢山あります。
美しい人が苦しいと訴えた時に、信頼出来る相手に美しい人を預ける
という選択肢すらなかった背景は、やはりお金でしょうか。