人生を変える第8ハウスの扱い方

無理せず死を介在させて心の向きが変わるのがお墓参りです。

変な話ですが、感謝をするにもそれなりに時間や労力がかかります。

地元を離れれば、お墓に通うのも難しいですし、年齢を重ねれば、

傾斜地に団地のように立ち並ぶ墓地とかであれば、先祖のお墓に

たどり着くのも簡単ではありません。

大きな問題を抱えているわけでなくても、それなりに忙しいのが

日常生活ですが、どこかで適切に立ち止まる機会を設けなければ

いつまでも、やることは無くなりません。

お墓参りは、亡くなったご先祖様たちへの感謝ですから、いくらでも

後回し、先延ばしに出来ますが、そこに死が介在しているからこそ

本当の意味で自分をやり直せる機会を与えてくれます。

第8ハウスは、死を含むからこそ生まれ変わるポイントとして

活用出来るのですが、普通の人が普通に努力して死に近づくことは、

ほぼ無理です。

やったとしても大変過ぎます。

第8ハウスの基本星座は、蠍座であり、その支配星は、冥王星

になります。

オールオアナッシングな選択をし易い傾向があります。

個人的に大変過ぎる考え方はあまり信用しません。

その点、お墓参りは、感謝を示すだけで死を介在した対話が

出来ます。

死とコミュニケーションする装置とも言える側面があるのです。

自分もいつか死ぬという事実の再認識やご先祖たちのお陰で

自分自身が存在するという現実等々。

中には早くに両親を失った人もいるでしょう。

難しいことをしなくてもと言ったら語弊がありますが、穏やかに

生まれ変わる心持ちになれるのがお墓参りです。

その気になれば誰でも出来ます。

もしお墓がなくても、先祖のいない人はいません。

真剣に感謝をイメージする時に、第8ハウスのサインに沿った

イメージが脚色されるはずですが、通り一遍でもちゃんと感謝

出来れば、後からふわっとイメージが浮かぶはずです。

それが見えなくても分からなくても、心の向きは良い方向に

変わっているはずです。

死のイメージを介在させる生まれ変わりは、本来は、集団で、

それなりの様式で行われるべきものです。

集団(第8ハウス)が偉いからではなく、一人で行うことは、

危険だからです。

そもそも集団には、個の在り方を否定する側面があります。

これは、自我の否定ですが、この作用もある程度、再生の

プロセスには、必要になります。

このような要素が働きかけて来るので何かが違っていれば、

チクリと感じるものがあると思いますから、少し素直になれれば、

また次に繋がっていきます。

一気に生まれ変わるような体験をするとかかってくる負荷が

強烈なものになります。

そのような場合は、アクシデントとして現れることが

多いかも知れません。

感謝しながら穏やかに生まれ変わる方向に本当の自分を

向けていくのが無難です。

集団で行うようなことを個人で行う場合は、負荷を許容範囲に

収めることが必須条件になります。

占星術的には、それぞれの第8ハウスに応じたやり方と

言うことになります。

ご先祖に感謝するだけでも、大変な人もいます。

そんな人は、感謝しただけで激的に変わる経験が発生することも

多々あります。

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