福島智さんから学ぶ生きるということ愛の存在

福島智さんは、世界で初めて全盲ろうで、

常勤の大学教員になられた方です。

著書の前書きで、以下のように記されています。

「生きるって人とつながることだ。

全盲ろうの東大教授・福島智の手触り人生」

からの引用です。

「人間は一人ひとり異なる性質や条件を

まとって生きている。

しかも本質はばらばらであり、孤独な存在だ。

それでも人はみな、どうにかして

互いに離れ離れにならないように、

いつも必死で誰かの手を探し求めながら、

暗黒の宇宙を旅している。

こうした私達人間一人ひとりを最後の部分で

つなぎとめる「命綱」が、心に響く

コミュニケーションなのではないかと感じている」

それぞれのバースチャートを見るまでもなく

一人ひとり異なる性質、生い立ち、身体的特徴を

抱えて生きています。

結婚が大変なのも、全く違う人間同士が一緒に

暮らし始めるからです。

同じ苦労でも、希望がある人とない人では、

感じ方がまるで違います。

様々な困難に対して、占星術を通して希望を

探す場合もあるかも知れません。

「火星と土星のコンジャクションが作り出す殺意」

で書きましたが、希望を見出せなくなれば、

自殺する場合だってあります。

福島智さんは、全盲ろうである状態を、

見えなくて聞こえない宇宙空間と表していますが、

健常者であっても、他人と全く同じように

感じているわけではありません。

ある意味では、みんな孤独です。

自分にあった有効なコミュニケーション手段を

構築する必要があります。

歌うことで、多くの人と繋がることが出来る人、

走ることで繋がれる人、きりがないくらい、

驚くくらい人それぞれです。

その結果として、「愛はある」と感じられることは

大きな手応えになります。

生まれてきた甲斐があります。

希望を見失いかけた時、

生きる意味に飢えてどうしようもない時、

占星術を通して考えてみるのも有りです。

大切なことは、他人の基準で自分に点数を

付けるのではなく、愛を見つけるための

自分にあった手段を検討することです。

魔法の杖は、自分の中にあります。

福島智さんの太陽サインは、サビアン度数

山羊座3度です。

自分の信じる価値を証明するために

証拠を示す努力をします。

福島智さんの場合は、それが博士論文であり、

結果的に、世界で初めて全盲ろうで、常勤の

大学教員になられたのだと思います。

sponsored link
error: Content is protected !!