打算無く飛び込んでいく金星牡羊座の同棲は
本当の恋愛に飛び込んでいく可能性が高いかも
知れません。
牡羊座は無鉄砲とか、元気良いけれども
雑だとか言われますが(現実的判断はそうかも)、
それは肉体にさえ入り切っていない牡羊座の
感性は、そもそも常識的なレベルで判断を
していません。
自分の損得すら、範疇に入れずに行動する
金星牡羊座の恋愛に対する閃きは、恋愛と
意識する以前に、相手の懐に飛び込んでいきます。
そう言った意味では、太陽サインに牡羊座が
あるよりも、金星にあった方が、恋愛に対して、
ダッシュ力が働き易くなります。
太陽サインは、意思を持って統合する自我なので
この天啓のような閃きの邪魔をする傾向があります。
もちろん、金星牡羊座と相性の良い太陽星座を
持っていれば、その限りでは、ありませんが、
仮に太陽星座が牡羊座の場合であっても、慎重になり
過ぎたり、好かれようとし過ぎて気を配り過ぎることが
裏目に出ることも多々あります。
太陽星座が牡羊座の場合は、理性的になるほど考え過ぎたり、
完全な状態になるまで準備しようとしたりしますから、
案外、金星牡羊座の瞬発力を活かせないことがあります。
その星座の度数や太陽が持っているアスペクトや置かれている
ハウス等々、案外、細かい点で金星牡羊座を活かせるかどうか
変わってきます。
他にもトランジットの影響も受けます(お互いのタイミング)。
そして、もう一つの大事なポイントは、そのような
行動を判断するのは、相手だということです。
つまり金星牡羊座の閃きと受け入れる相手の気持ちを経て、
報われる同棲になるのです。
しかし、金星牡羊座は、常識という枠がないので
自分のしていることを同棲という目で見ていません。
何となく懐いて、居座ってしまったというのが本音でしょう。
そして一緒に暮らしながら恋愛を進めていくのです。
この傾向は、初期度数が特に強いです。
どのような天体であれ牡羊座というサイン(星座)初期度数で
あれば、あるほど、自分自身の存在と愛着の対象とが未分化な
状態に感じられることが多く、火のサイン(星座)なのに
水のサイン(星座)みたいな気質の部分が多くなります。
このような初期度数の牡羊座が閃く(動く)と言うことは、
自分自身の心の中の多くを占める水面(水の部分)を強く
叩いたと言えるのです。
言い方を変えれば、恋愛感情、恋愛の相手によって火のサイン
(星座)の性質を維持しようとしている感じになります。
なりたい自分自身であるために、相手の存在を必要とするのです。