誰かの一番になるということ

誰かの一番になれる女性とそうでない女性の違いが、

占星術的に意味するところの一つは、月です。

それぞれの月の健全性若しくは、

月が機能している範囲です。

月の健全性や機能している範囲というものは、

ハードアスペクトの月と恋愛に書いたような

本当にその人の生きている部分です。

人は、様々な感情を自分や他人に対して

取り繕いますが、誰かにとっての一番になる

ということは、その人と本気で関われる部分が

あるということです。

本当の意味で接触出来るということです。

見た目は人同士であっても、本当の意味で

交流し合えるという意味では、みんな

それぞれ違う星に住む宇宙人みたいなものです。

その中で深い部分で関われる相手を見出す

ということは、そのまま誰かの一番になれる

可能性が高いことを意味しています。

自分の気持ちを上手く出せない女性がいましたが、

そのようなタイプの人だからこそ流せる涙が

ありますし、その涙が伝える言葉があります。

ベラベラ話すだけが言葉ではありません。

涙の意味を受け取る側が言葉にして感じてくれれば

それで伝わることもあります。

その涙がその人の生きている気持ちから自然に

溢れ出てきたものだからです。

残念ながら人の気持ちは壊れてしまって、

取り戻せない部分もあります。

全部が全部繊細でピュアなわけではないのです。

これは逆も言えます。

真っ黒な心に思えても、どこかに純粋な部分を

残しているのが人の心です。

一般論的な月の相性で悪い場合であっても

上手くいく場合は、ホロスコープ全体が

最終的なエネルギー(愛情)の受け手である月の形を

相性の良いものに変えているからです。

壊れた水瓶座の月は、その傷からこぼれる血や涙の

量が多ければ、獅子座のわがままな気持ちを

思い切り表現するでしょう。

クールでいたいのに、気持ちなんて認めたくないのに

自分自身が一番我がままというか、感情的だったり

するのです。

そんな水瓶座の月を誰がが愛してくれるか、

誰を愛せるのか、ということは、単純に

風のサインだから、風か火のサインならば

相性が良いという問題にはなりません。

水が荒れれば火になりますし、火が燃え尽きれば

土になります。

誰かの一番になるということは、自分の生きている

気持ちを全力でぶつけられる相手を見つける

という言い方も出来るのです。

そのためには、やはり怖がらずに、恐れずに

本当の自分を出していく必要があります。

もちろん、四六時中、生身の自分をさらけ出せば

血だらけになってしまいます。

しかし、ここ一番という時に、本当の自分を抜き出せる

ような準備が出来ていなければ、あなたの真意は

伝わりません。

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