トランジットの冥王星の影響は、太陽蟹座の人が一番きつかった
かも知れません。
コンジャンクションになる太陽山羊座や月星座が山羊座の人の方が
苦しい思いをしたのでは?と思われるかも知れません。
実際に、そのようなこともあるでしょう。
しかし、トランジットの冥王星に見張られるオポジションの関係の
方が逃げ場がないと言うか、見張られているような格好になります。
どのトランジットの冥王星の影響が一番辛いか?と比較しても、
冥王星の公転周期は、長すぎるので体験することは、稀で机上の話に
なりがちですが、山羊座の冥王星は、これから始まる水瓶座の冥王星
よりも大変だったと思います。
このような山羊座の冥王星ににらまれていた蟹座の人も、ほとんどの
人が落ち着いてきたと思います。
このような時期に太陽蟹座とキロン蟹座のコンジャンクションの相性で
痛みを分かり合って感動し、意気投合した結果、結婚したカップルにも
トランジットの山羊座冥王星のその後の時代が訪れます。
この時に、その後の年齢域の価値観がまるで異なる場合があります。
方やキロン蟹座に続くような価値観を生き続けることが正しくて、
もう一人は、まったく異なる元素のサイン(星座)の価値観を生きる流れに
入る時に、あれ?という感覚が起こるのは、致し方ありません。
ある意味で生き方の方針が異なってしまったのです。
その程度のことであれば、別に、それぞれが好きなことをすれば良いのでは?
ということになりますし、実際にそうでしょう。
しかし、「あれっ?」と感じている相手が二つの人格を持っていたら
どうでしょうか?
もし、そのようなホロスコープに該当していた場合で、もう一つの人格が、
その後の年齢域に対応するようなものであれば、まさに、そこから先を
その人格で生きようとすることになります。
太陽蟹座以外の天体では、主体として弱いのでは?と思われる場合も
あるかも知れませんが、生きるテーマの内容によってケースバイケース
になります。
大きな欲望を語っているように見えて、実はテーマは日常的ということも
ありますから、やれネイタルのホロスコープの冥王星の配置がどうとか、
欲望の強さがどうとか、問題になっているように見えても客観的に見たら
ささやかな願いであることも多々あります。
そのささやかな状態が幸せに直結するのが、月星座ですが、そのような
感じ方とそれからの年齢域の元素が相性が良い場合は、その人にとって
やっと息がつける、呼吸が出来るような時が来るとも言えます。