悪い運勢からでも良い要素を得る方法(第1ハウス)

この記事は、生きている実感を得る方法(第1ハウスの

支配星)とも言える内容ですが、この実感の程度に

従ってトランジットの運勢を味方に付けることが

出来ます。

今回の記事は、全体的に読んで頂かないと、結論が

見え難いかも知れません。

自分自身の感情に実感を得られ難いタイプの人は、

第1ハウスの支配星があるハウスを活用すると

良いかも知れません。

例えば、第1ハウスの支配星が第4ハウスにある

タイプの人は、家族や仲間のために良い環境を

作ることで、自分自身のリアリティーを強くする

ことが出来ます。

仲間と書きましたが、第11ハウスが象徴するような

友人関係(横の関係)ではなく、疑似家族とも言える

ような、かなり親密な仲間のために尽くすことです。

ですから、感覚的には、家族同然であり、その人に

何かあれば、何を差し置いても直ぐに駆けつけたり、

身近にいて守るような言動によって生きている実感が

増します。

このような自己確認は、一歩間違うと、その人自身が

犠牲的な立場になる可能性がありますから、自分らしさを

常にブラッシュアップしていく必要があります。

そうは言っても、これは、技術や知識、ましてやノウハウ

ではなく、情緒的な部分であり、情動の成熟度合と大きな

関りがあります。

誰かの犠牲になると書きましたが、自分自身の感情に

リアリティーがないことは、言葉から想像する以上に

苦しく危険な状態ですから、情緒的な安定性が一定の段階に

至るまでは、家族や疑似家族に相当する仲間に尽くす行為が、

その人を助けているとも言えます。

このように書くと何やら共依存みたいな感じに受け取られる

かも知れませんが、情緒的な部分の安定度合いが増すに応じて

同じような事に対して感じ方がまったく異なるので、一方的に

犠牲になったり、依存しすぎたりすることは、なくなります。

少しずつ、そのような状態になるまでは、依存と尽くす状態を

シーソーゲームのように繰り返して、不自然な人間関係が

いくつか出来てしまったり、疲れてしまうこともあるかも

知れませんが、これらの要素は、やがて統合されていきます。

これは、第1ハウスの支配星が第6ハウスにあるような場合も

同じで、ある種の能力から得られる感覚をリアリティー

(アイデンティティー)のように感じますから、焦燥感に焼かれて

気持ちが不安定な時期は、周囲の人間に自己の能力を印象

付けようととしてうるさがられたりします。

このような言動も依存の在り方の一つです。

しかし、やがて、損得抜きで、自分自身の能力を磨ける

ようになると、社会的な評価に左右されない型みたいなものが、

自分自身の中に出来上がってきます。

そのような段階まで成長すると、日々のメンテナンスだけで、

自分自身のリアリティーが生まれますから、トランジットの

の運勢の影響から良い部分だけを受けることが多くなります。

言い方を変えれば、どんなに良い運勢でも、このような

リアリティーが希薄な場合は、良い運勢だからこそ、道を

踏み外す人もいます。

どんな運勢にも、どんなホロスコープにも良い面と悪い面が

ありますから、良い面に沿って生きていくことが大切です。

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