第7ハウスに進行の月がある怖さと離婚の判断

守りに入るという意味も様々な場面があります。

第7ハウスに進行の月があるタイミングは、どういう理由であれ

守るために守るみたいなことが出来なくなります。

攻めると言ったら間違いですが、拡大したり収縮したりすることを

繰り返しながら自分自身の中心を能動的に動かしていくことになります。

言い方を変えれば、自分が我慢すれば、何とかなるとか、一方的に

要求を飲めば良くしてくれるとか、甘い期待が通らないのです。

しかし一方的に攻めることとは、違うと書きました。

拡大する時が攻める感じで収縮する時が守る感じになります。

このような運動を繰り返すことで狙ったポジション(幸福のイメージや

目標や目的)に向かっていきます。

ここに離婚や結婚も含まれます。

このように書くと、結婚は、良いことで、離婚は、悪いことみたいな

感じがするかも知れませんが、そのような具体的な形式ではなく、

それらが拡大と収縮をしながら良い方向に前進していれば、

正しいことと判断することが出来ます。

進行の月が第7ハウスにあるということは、これまでの約14年間に

蓄積されたものが表面し、とにもかくにも、外と関わっていく残りの

約14年間に入っていくとも言えます。

占星術には、進行の新月という一生に2回か3回くらいしか切り

替わらない約30年続くテーマがありますが、このテーマがまだ

約20年くらい残っている時に、進行の月が第7ハウスにある場合は、

特に、前進する道を選択するしかありません。

今までも頑張って来たはずなのに、今からが対社会と本当に向き合う

ことになってしまうのです。

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これは、ネガティブな意味ではなく、そのような運勢の流れだ

というだけです。

この運勢の言い方を変えれば、今までは、どれだけ頑張っても

閉ざされた中にいるので、正しく評価されていない可能性が

あったとも言えます。

今まで鑑定させて頂いた女性の中には、今から愛人と暮らし始める

夫の引っ越しの準備をさせられていた方もいらっしゃいました。

とても理不尽で非人間的な扱いなのに、その方は、結局、それを

やり遂げて、しかも、最終的に、その夫は、愛人と別れて帰って

来たのですが、愛人と暮らしていた時の生活用品を持ち帰って来て

ものを整理するのも、その女性の仕事でした。

人生の裏側は、本当にそれぞれで信じられないような話は、いくらでも

あります。

そのような誰からも評価されない努力や我慢ではなく、第7ハウス以降の

外に向かっていく努力は、正しく押し込めば、それに見合った反作用

(収入や評価、幸運等)があります。

それまで閉ざされた世界で全力を尽くして来た人は、既にエンプティな状態

ですから、第7ハウスという対社会に放り出されることに恐怖心や限界を

感じるかも知れません。

しかし、冷静に考えてみると、それまでの状況に、いつまでも縛られる方が

酷いことも多々ありますし、もっと言えば危険なこともあります。

約30年続く進行の新月のテーマの中身や、進行の月(新月ではない)が、

第7ハウスで、同じテーマで、まだまだ先が続いて行く場合は、もう勝ちに

いくしかありません。

これは、白黒つけることが大切なのではなく、自分自身にとって、どのような

状態が本当に幸運と呼べるものなのか?知る必要があります。

前述の女性のように、最終的に愛人の荷物の片付けまでして夫とやり直した

人もいます。

それでも良いのであれば、それは、それで占い師として口を挟むことでは、

ありません。

第7ハウスは、対社会的な運の始まり(入り口)に過ぎません。

当たり前のことですが、第7ハウスから第12ハウスまで、六つもハウスが

あります、それだけでも約14年半あります。

もし、進行の新月のテーマが約20年くらい残っていれば、年齢によっては、

元気に動ける人生のほとんどを、そのテーマで過ごすことになります。

残りの人生は、どのような運気が来ようと占星術的には、余生や老後と

呼ばれるものです。

このような段階であれば、もう自分らしく生きる以外の価値は、子供の

ために自分が親として犠牲になるくらいの二択くらいしかありません。

自分自身の価値観を達成する期間としてポジティブに取り組む方が

実りが多い場合もあるのです。

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