第12ハウスからミラクルを引き出す方法

ホロスコープを使う理由は様々なピンチを

避けて、出来るだけチャンスを生かし

自分自身を幸せにすることがほとんどかも

知れませんが、現代社会では自分自身の

内面を自由に活動するツールとして使うと

もっとも有効に働いてくれる可能性を

秘めています。

自分自身に中にあるファンタジーな部分

(第4ハウスのカスプであるICが頂点となる世界)を

イマジネーションの中で冒険していくと

言えば一番近いかも知れません。

実際の人生では自分の中にある様々な

要素を生きることは困難です。

何かしらの制約があります。

常に何かを選択しなくてはいけません。

無尽蔵な豊かさが眠っているのに

使えないような状況です。

このような冒険は実際に行うと良いのですが、

時間や予算、社会状況が許さないでしょうし、

実際に試みるには不適切なイメージも

人は抱えています。

仮に積極的に全ての感受点を生きようとしても

多くの収入を得るためには自分自身の一部のみを

発達させて一つの価値に従事する必要があります。

ローマ帝国が繁栄した理由としてそれぞれの

土地に適したものを生産するという効率的な

経済が背景にありましたが、それと同じような

ことを現代でもしなければ金銭的に豊かになる

ことは、難しいのかも知れません。

工場の生産ラインもそうでしょうし、

月初には数字がゼロにリセットされて

営業をする会社員も同じかも知れません。

これは良いことでも悪いことでもなく

現実的なことです。

有名人でどこかのハウスに天体が多い

タイプの人がいますが、このような人は

偏りが大きいですから自足的に生きることが

難しく常に足り無い部分を補ってくれる

他者を必要とします。

幾つかの個性が同じような方向に向いていても

似たような傾向が起こります。

このようなタイプの人の方が生産性は

高くなりがちです。

多くのアスペクトを持ち様々な要素が少しずつ

展開する方が健全性は保たれます。

しかし様々な感受点のバランスが取れていると

一人で程よく心理的な価値を賄えるために

大きく発展する必然性は少なくなります。

しかもこのようなタイプの人は欲が少なく

自力で大きく発展しようとする動機は

持ち難いものです。

このような様々な制約に捉われずに自分を

可能性を引き出すだけでなく、根本的に

満ち足りた精神状態を作るにはホロスコープを

通して自分自身の中にある世界を冒険すると

良いかも知れません。

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ホロスコープを通して見るイマジネーションの

中で出会う新しいキャラクターは全てが

他者であり、同時に自分自身です。

彼ら、彼女らに出会うことで次第に世界は

明るくなっていきます。

時には破壊的な悪魔やそれを退治する者も

現れるかも知れません。

対立する相手(オポジション)、

闘争(スクエア)、

修行(インコンジャクト)、

仲間(トライン)、

協力者(セクスタイル)

等々の様々な天体も冒険を続けるに従って

当初と意味が逆転したりしながら深くなっていきます。

真理を求めるキャラクターはノナゴン(40度)の

天体になるでしょう。

このような時でも月という幼児さんとしての

忘れ去られていた真理を求める旅なのか、

太陽の相手としての理想を探し求める相手なのか

ホロスコープによって変わります。

そして何よりも面白いのは、トランジットの

天体によってその時だけのキャラクターも

現れることです。

ネイタルのホロスコープの中で出会う他者は

実は自分であり、どのようなアスペクトであっても

やがて仲間になっていく可能性がありますが、

トランジットのキャラクターはやがて去っていきます。

セミスクエア(45度)の天体であれば、その天体の

影響によって必要なパワーが高められる可能性が

ありますが、楽ではありません。

他にもまだまだ沢山のアスペクトが作り出す

キャラクターがあります。

実際の人生に反映されないものがあっても

その人の中では生きている部分は沢山あります。

それらを丁寧に読んでイマジネーションを

広げるだけでも冒険は始まります。

幽霊のことを話すと幽霊に出会い易くなるという

ことと似ていますが、イマジネーションを

働かせることで現実にホロスコープの

中での冒険で得た様々な要素を引き寄せる

可能性は高くなります。

これは第12ハウス的アプローチかも

知れませんが、実体としての第12ハウスは

第1ハウスから第11ハウスを足したものと

同じくらいの総量があります。

イマジネーションを使わない手はありません。

現実の境遇に捉われずに様々な可能性を

引き出す方法としてお勧めです。

現実は種類は多いですが、その人の存在の

半分に過ぎません。

その半分は第12ハウスであり、それは

魂の住処です。

身体が現実にある間、魂はイマジネーションの

世界で過ごしています。

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