相性を見てもパッとしないことは、けっこうあります。
そのような場合は、その恋愛関係や結婚関係に愛がないのか?
と聞かれれば、そんなことは、ないと言えます。
では、どのような愛があるのか?簡単な読み方の1例を
紹介します。
A夫さんとB子さんが、5年、6年交際して、別れたような
場合で、相性を観た時に、目立って良い相性がなければ、
愛がなかったのか?と言われれば、そんなことは、ありません。
A夫さんの太陽と土星が蠍座で、月、水星、金星、火星、木星は、
B子さんの個人天体と、比較的親和性がある組み合わせの相性の
場合(簡単に言えば、そういう部分では、比較的相性が良い)、
長期間、交際したけれども、どのような愛をB子さんは、A夫さんに
求めていたのだろうか?みたいなことを考える時に、B子さんの
個人天体にとって、幸せに重要なポイントとなる天体が、B子さんの
蠍座の第8ハウスにある場合は、まさに、A夫さんの発展の太陽自我
(蠍座)と、それを仕上げる土星蠍座を、体験(交際)することで、
第8ハウスの深い愛情関係(第8ハウスは、結婚生活のハウス、血縁
関係等の深い人間関係)を実感していた(愛情を体験)と読むことが
出来ます。
少し、ややこしいかも知れませんが、今回の例のA夫さんとB子さんの
場合は、B子さんからA夫さん見ると、結婚関係(第8ハウス)を体験
するような恋愛だったという読み方になります。
個人の愛は、神様の愛では、ありませんから、B子さんの全ての全てを
納得させるようなものには、なかなか、なり得ません。
A夫さんとB子さんであれば、交際を開始する時点で、B子さんの無意識側が、
B子さんが自覚しても、しなくても、その時に、最も必要とする相手を
引き寄せることになります。
B子さんが、自分自身の最終的なニーズを、強く自覚していれば、A夫さんと
交際しなかったかも知れませんが、実際に、約6年くらい交際したのであれば、
自分自身の第8ハウス(結婚生活のような深い人間関係、血縁関係のような
深い人間関係)を、A夫さんを通して体験していたと言えます。
そのような愛が、ある程度、満たされた時に、A夫さんに対して、違和感を
強く感じるようなことがあれば、B子さんが、最終的に求めている愛は、
そのような感じでは、なかったということになります。
これは、結婚生活が最終的な答えではないという意味ではなく、ホロスコープの
個性によっては、結婚しても恋愛色が強い関係性を望むタイプの人もいますし、
精神的な価値、若しくは、思想的な価値が重要な個性もあれば、家柄等が大切
なこともある、という意味になります。
これは、自由な意思の選択というよりも、個性から生まれるニーズ(その人が
幸せに生きていくために必要な人的環境みたいなもの)になります。
言い方を変えれば、どのような愛であっても、一緒にいることが、苦しくなら
ない限りは、二人の関係に真摯に取り組んでいく姿勢が、その愛を育てる
ことになります。