好きだけど別れる理由について(占星術)と言う記事を書きましたが、
このような傾向の元にある要素が癒される、解消されるということは、
あるのか?ということについて書いています。
先ず、答えを先に言えば、元にある要素そのものが消え去ってしまう
ことは、ありません。
これは、絶望ではなく、個性だからです。
元にある要素を苦しみと感じている間は、それを自分自身の「破れ」
のように解釈するかも知れません。
しかし、私たちの個性は、一見、この破れに見えるような穴から、
必要な要素やエネルギー出入りします。
個性ですから、根本的に解消することは、あり得ないのです。
辛いこと、苦しみの原因と感じている間は、自分自身の「破れ」に
対して、場当たり的に癒すしかないように思えて絶望します。
終わりがないように思えるからです。
それは、一見、場当たり的に思えるかも知れませんが、自分自身に
必要な要素やエネルギーを日々、整えながら、コンスタントに
整えていくと、それが単なる癒しではなく、喜びに変わっていくように
感じられるかも知れません。
恐怖心が湧いて来る「破れ」のように感じていたものは、次第に
洗練され、第三者から見ても個性になっていきます。
月の年齢域で周囲の人たちから吸い取る要素は、人それぞれですから、
同じ生年月日、同時刻、同じ場所で生まれても、必要な要素や
エネルギーが出入りする導管の仕組みは、異なります。
この個性は、次第に固まり、最終的には、具体的なものになります。
そして、それは、月の年齢域に吸収していたようなものを、自発的に、
無駄を省いたような状態で、取り入れていきます。
ですから、どこかに、完全に依存出来るような存在がいるのではなく、
そういったものが何とかしてくれなくても、幸せや豊かさを感じられる
ようになれます。
「破れ」のままであれば、心の傷と呼びます。
痛みのために、そこを場当たり的に通過せざるを得ないものは、
最終的には、愛だと呼ぶことが出来ます。
それは、心の傷を解消出来る見込みがないように感じていた頃に、
最も欲していたものです。