広末涼子さんが“日本人だからか？
— ワンドの3の逆位置が語る、その問いの意味 —
この問いには、静かにしかし鋭く、時代の影が射し込んでいます。
「広末涼子さんがなぜ、こんな感じになっているのか？」
「どうして彼女の人間性が、あのようにに報道されるのか？」
「それは、何故なのか？」
そんな問いかけに、タロットはワンドの3の逆位置を返してきました。
ワンドの3は、夢や展望、未来に向けた希望のカードになります。
逆位置となったとき、それは見えない海の向こうの誰かに向けて手を振るような、不安定さと迷い、時には演出の象徴となります。
このカードは、こう語っているように読むことが出来ます。
「未来へのヴィジョン、何らかの理想、それを実現するための風が必要だった。逆位置ですから、だから吹かせないといけない、吹かないものは、吹かせよう」
広末涼子さんという存在は、あまりにも早く、まばゆく光ったのかも知れません。
「未来へのヴィジョン、何らかの理想、それを実現するための風が必要だった存在」は、彼女のらしさを受け止めないことを選択したのかも知れません。
その透明感、その奔放さ、そのナチュラルなカリスマ性は、何らかのの女性像の規格から、静かに外れていたのかも知れません。「未来へのヴィジョン、何らかの理想、それを実現するための風が必要だった存在」は、そこが魅力的だったのかも知れません。
ワンドの3の逆位置は、「もっと広い世界でこそ、彼女の価値は真に伝わる」と読むことが出来ます。重要なポイントは、この「もっと広い世界」が「未来へのヴィジョン、何らかの理想、それを実現するための風が必要だった存在が活躍する世界」だったのでは、ないでしょうか。
ワンドの3の逆位置は、「未来へのヴィジョン、何らかの理想、それを実現するための風が必要だった存在が活躍する世界」は広く広末涼子さんは、それに選択されたと読むことが出来ます。
「表層的に日本人だからか？と問えない要素」についてコインのナイトの逆位置を引きました。― 進まぬ現実と、見えざる価値 ―
「日本人だからか？」という問いが、ワンドの３の逆位置の「未来へのヴィジョン、何らかの理想、それを実現するための風が必要だった存在が活躍する世界」に繋がっていくなら、それは、本当に広末涼子さんに向けられた問いだったのか？ということになります。
それとも、もっと曖昧で、もっと私たち自身の中に潜む、
「何かが届かない」「何かが動かない」――そんな実感への問いだったのかも知れません。
この問いに、タロットは、コインのナイトの逆位置を返してきました。
コインのナイトは、まっすぐで誠実な働き者を表しています。
与えられた役目を黙々と果たす、地に足のついたエネルギーです。
だが、逆位置になると、その力は鈍り、進むべき方向は、いささか怪しくなります。一般的には、現実が動かない、努力が報われない、進もうとするほど、足元が重くなる、上手くマネジメントが出来ないと言えますが、「未来へのヴィジョン、何らかの理想、それを実現するための風が必要だった存在が活躍する世界」であれば、そもそも、最初からコインのナイトの逆位置が狙いだったのかも知れません。
このカードは語ります。
「真面目すぎることが、自由を奪っている。」
「堅実さの名のもとに、心が硬直していないか？」
あるいは、「型にはまった評価軸に従いすぎていないか？」もっと言えば「型にはまったマネジメントは、不要。アグレッシブなコインのナイトの逆位置。手段は、選ばなくて良い」かも知れません。
広末涼子さんという人は、何らかの枠を抜ける存在なのかも知れません。
だからこそ人々を惹きつけたし、同時に不安にさせるのかも知れません。
「未来へのヴィジョン、何らかの理想、それを実現するための風が必要だった存在」は、動機や理由は、ともあれ、それを求めたのかも知れません。
「コインのナイトの逆位置」のように、受け止められず、どこかに滞留してしまう、その滞留先が、広末涼子にとって、逮捕という結果になっていると読みました。
「未来へのヴィジョン、何らかの理想、それを実現するための風が必要だった存在が活躍する世界」が、コインのナイトの逆位置を告げたと読むことが出来ます。