日本では結婚した夫婦のうち3組に1組が
離婚するという言われ方をすることがあります。
これは、その年の婚姻件数と離婚した件数による
計算上の問題であり、実際はこんなに離婚は
発生していない離婚率という統計があります。
しかし離婚していなくても家庭内別居や
浮気、不倫もあります。
何故、合意して結婚してもそのようなことに
なってしまうかと言うと一つはタイミングです。
ネイタルのホロスコープの相性が悪くても
トランジットの天体の影響で恋愛から結婚に
至る場合はけっこうあります。
このようなパターンは限りなく存在するので
取り止めのない話ですが、お互いの天体や
感受点の隙間部分や相性としての接点が
一時的に形成されて恋愛感情が生まれたり、
結婚の流れになってしまうのです。
離婚のピークは結婚から5年以内という統計が
ありますが、トランジットの影響から開放されて
本来の相性に気が付くまで5年あれば十分という
ことなのでしょう。
もう一つは相性は良くてもそもそもの問題として
相手の個性、自分の個性に問題がある場合です。
ある程度相性が良い場合であっても、極端な例
ですが、犯罪傾向があれば結婚生活を継続
することは難しくなります。
民法に規定されていますが、不貞行為(浮気)や
理由もなく同居しない場合、理由もなく生活に
協力しない場合、生活費入れない、虐待等々があれば
合意がなくても離婚が認められる場合があります。
つまり元々このような性質を持つ場合は結婚生活が
継続し難くなります。
このようなリスクを回避するためには、まず恋に
恋するような気持ちで恋人やパートナーを
選ばないことです。
当たり前ですが、相手の素性を確かめた上で
いきなり肉体関係を結ばずに、ある程度
デートを重ねてお互いの性格や価値観を
把握することが大切です。
それでも分からないことはありますが、やはり
このようなプロセスを通しながら丁寧に愛を
育めば、まったく相性が合わない相手を選ぶ
ということはないでしょう。
生きている限りトランジットの天体の影響は
受け続けます。
それはそれなりに色んなことが起こるという
ことでもあります。
そこを何とか頑張って価値ある関係に育てて
いくにはやはりお互いの意思の疎通(理解)と
協力が必要です。
相性はお互いを理解するためのとっかかりと
協力し合うための要素です。
冷静になると相手をまったく理解出来ず
協力も不可能であれば別れるしかありません。
相性が全てを解決するのではなく、相性は二人の
未来を作っていくツールみたいなものです。
自分の価値よりも二人にとって共通の価値を
作ることに重きを置けるのならば相性の良い
ポイントが少な目でも何とかなるかも知れません。
ただ普通は、最初から別れる前提で交際しません。
長期間交際することを考えると相性の良いポイントは
ある程度あった方が色々乗り越え易くなります。