占星術はとても奥が深くて一つの天体や感受点、
アスペクトといったものに沢山の意味が多層的に
展開しています。
一つのポイントに一つの意味ということには
なりません。
必ず複数ありますし、学び続ける中で新しい
発見があります。
という記事が今読まれているようですが、
月と天王星のスクエア以外であれば、
一つ前の記事でキロンについて書いたので
キロンから取り上げるとキロンとパラスのスクエアや
キロンとジュノーのスクエアも大切にされないと
感じることが多いアスペクトになるでしょう。
キロンが個人天体と絡んで冥王星とアスペクトが
あったり、第8ハウスや蠍座のハウスにあっても
しんどいかも知れません。
大切にしてもらえないと一口に言っても
様々な要素によってその感じ方が作られます。
第10ハウスのリリスの場合もあるでしょう。
丁寧に考えればもっとあります。
しかしこれらの愛されないと感じることは何を
意味するのでしょうか。
「愛はある」ということを伝えたいブログですが、
それを伝えたい相手は「愛はない」と感じている人たちです。
愛はない世界を支えているエネルギーは、ブラックな
感情です。
これは誰からも愛されないという感じ方の肯定された
姿とも言えるものです。
心の闇は決して褒められたものではないですし、
支配されれば色々と失うものです。
心の闇は生かさなければ「愛されない」を通り越して
被害者や加害者になります。
ずる賢い人間や誰かを苛めることで快楽を感じるような
性質を持った人間の慰み者にされる場合もあります。
きついことを書いていますが、これは現実です。
愛されない世界はそんなものです。
誰からも愛されないのではなく自分が愛すべき存在を
見出して愛する時に、月と天王星のスクエアでも
キロンとパラスのスクエア、キロンとジュノーの
スクエアでも力を持ちます。
それは恐らく単純な善ではないでしょう。
しかし道徳の教科書に載せられるようなものだけでは
救われないものもこの世には沢山あります。
一応断っておきますが、これは悪の勧めでありません。
グレーゾーンです。
誰も自分を大切にしてくれないという感じ方も
グレーゾーンで成立します。
曖昧さや矛盾といったようなものが知らないところで
深い裂け目を作り出しますが、そこにある何かが
被害者を作り出すのか、加害者を作り出すのかは
これらの性質のどちら側に同化するかという問題です。
このような部分に対して被害者か加害者かと
考えると道を誤ります。
必ずそのような空間であっても自分が愛すべき存在、
守るべき存在は何かという確認の仕方をして下さい。
それが出来ればその存在が自分を大切にしてくれます。
このような内容をホロスコープを通して読みたい場合は、
全てを丁寧に読む必要がありますが、キロンやリリスから
きっかけを作るのもありです。
そのような内容をどのように良い面に転化出来るかに
ついては他の要素で考えます。
ちなみにリリスは真位置で計算して下さい。
このブログでは安定して長期的に生まれ変わるために
(ホロスコープの良い面が出るように)第8ハウスの
活用を勧めています。
という記事に少しずつ関連記事を上げていますが、
第12ハウスから第4ハウス、そして第8ハウス
という流れでの第8ハウスなので少しずつ手直しを
していこうと思います。