この記事は、アスペクトに関するものですが、天体や感受点の
組み合わせについてではなくサイン(星座)の組み合わせに
ついて書いています。
恋愛や結婚と言うと金星や月を読む人がほとんどだと
思いますが、あなたを好きな人や嫌いな人があなたを評価する
場合は、月や金星に関わる部分だけを見ているわけではありません。
実際には、自分自身の感受性を通して、あなたのサイン(星座)の
働きを感じて好きと思ったり嫌いと感じたりしています。
その人の愛情が無自覚に育つハウスは、第4ハウスです。
個人のホロスコープの第4ハウスのサイン(星座)は、人それぞれ
ですが、基本的には、蟹座のハウスです。
この愛が紆余曲折を経て一定の成長を遂げ人間関係の成果として
反映されるのが、第7ハウスであり、基本的に天秤座のハウスが
該当します。
ところが蟹座と天秤座の関係は、スクエアです。
簡単に言えば葛藤状態になります。
ですから何もせずに放置すれば、どうなるかと言うと自分自身の
中にある様々な愛情に関する要素が競争するような状態になります。
しかし、元々自分自身の中で育って来た要素ですから、そこには、
勝者も敗者もいません。
しかし、純粋な愛情とか、本当の愛情という名の下に、そのままを
垂れ流してしまうと、余程のことがない限り愛情関係は、上手く
いくことはありません。
前置きが長くなりましたが、もし愛情関係で毎回悩む場合は、
蟹座と天秤座のサイン(星座)の天体がスクエアになっていないか、
探してみて下さい。
場合によっては、自分自身が蟹座タイプ若しくは天秤座タイプで
母親が天秤座タイプ、蟹座タイプということもあります。
応用パターンを書くと切りがないので割愛しますが、このような
タイプの人は、愛情に関する要素が常に競争をしています。
言い方を変えれば、常に愛情に関して理想を求める傾向があります。
理想ではなく答えと表現しても良いかも知れません。
このサイン(星座)の関係性がどのような場面で現れるかは、それぞれの
サイン(星座)を担っている天体や感受点によって異なります。
該当する人間関係によって違ってきます。
しかし、このようなアスペクトは、悪いわけではありません。
愛情に関する要素の見直しを求められているだけです。
外交的な人は、愛情を外から見て比較するでしょうし、内向的な人は、
それぞれの愛情を分かって上げようとして交際する度に振り回されて
しまうかも知れません。