165度はクインデチレという名前のついているアスペクトですが、
簡単に言うと執着心を意味します。
執着した結果、それが素晴らしいものになるのか、トラブルに
なるのかは、別問題です。
ホロスコープ全体を読む必要があります。
執着することが出来ない場合は、別離として表れることもあります。
酸っぱいブドウの心理状態です。
ですから、どのような理由で執着心が形成されたかを様々な経験から
理解することが大切です。
執着し過ぎた結果として「別離」が訪れる場合や、執着し過ぎて
強迫観念にまでなってしまうのかと言ったような現象面に関しては
天体や感受点の組み合わせから適切なものを選択する必要があります。
クインデチレの165度の概念はホロスコープを15度ずつ
分割した延長にあります。
月は特定の感情固執や体質面に対して神経質になります。
太陽はエゴ、水星は、自説(思考の生理)に対する執着です。
アセンダントと金星のクインデチレは、金星が楽しみですから、
良いように思えますが執着し過ぎるとやはり問題が生じます。
快楽(金星)に対する強迫観念になったら大変です。
例えば、アセンダントと火星の165度は、攻撃性に表れます。
努力の方向性が重要です。
アセンダントと木星の165度は、拡大に対する執着心です。
欲が深いということですが、欲も活かし方次第で向上心に繋がります。
アセンダントと土星のクインデチレは、抑圧を感じながらも克服
しようと長期間渡って努力する傾向があります。
最初の頃は、土星のサイン(星座)の内容を表現することに多大な
心理的困難を覚えます。
アセンダントと天王星の165度の変革が、中途半端になれば単なる
破壊に終わってしまいます。
海王星とのクインデチレは、特定のイマジネーションに取り込まれた
結果、そこから出られなくなるか、それを具体的な形に出来るかで
かなり現象面は、変わってきます。
アセンダントと冥王星の165度は、強制的な意思であり、強迫観念
として表れ易くなります。
第6ハウスや第7ハウスの165度は、アセンダント絡みなので、
心身の健康や対人関係に注意が必要です。