インターセプトされたサイン(星座)の中に天体があると、
そのサイン(星座)の性質だけではなく、その天体が受け持つ
意識の範囲に関しても、その能力を発揮し辛くなります。
多い場合は、10天体のうち5天体前後もインターセプト
されたサイン(星座)の中にある場合があります。
ただ、インターセプトされているから、全く、その能力を
発揮出来ないと言うことではなく、それぞれの天体が持つ
アスペクトによって強弱が発生します。
ただ、どうしても使いづらい意識や能力みたいなものが
あると感じられるでしょう。
これは、他者と比較されることで、自分自身が劣っている
ように感じられる傾向がありますが、インターセプトされた
天体(意識)は、そうでない天体(意識)よりも深く開発されるべき
ものとして配置されたものです。
そう言った意味では、ただならぬ因縁みたいなものを感じたり、
前世意識みたいな感覚を得る場合もあるかも知れません。
しかし、因縁や前世は、確認のしようがないので、それぞれの
インターセプトされた天体を意識的に使うことで、そのような
拘束された感じや違和感は、かなり軽減されます。
仮に、太陽や土星、天王星、冥王星が、インターセプトされていた
場合は、先ず、太陽意識の内容に取り掛かります。
世の中を観察する意識である太陽が活発に働けないと何かと
出遅れてしまったり、不利益を被り易くなります。
何よりも自分自身の人生と言う実感が得難くなります。
これを回避するためには、その太陽星座の性質に適った取り組みを
通して常に活性した状態を維持する必要があります。
面倒臭く感じられるかも知れませんが、ぼんやりとした感じから、
シャープな感覚に変化しますから、面倒などころか、病みつきに
なるはずです。
次に取り掛かるのは、土星です。
土星の年齢域まで関係がないと言う天体ではなく、様々な取り組みの
結末には、土星の性質が反映されます。
太陽と土星がインターセプトされたいると屋根と床がない家に
住んでいるような感じになります。
これでは、生き辛い感覚があっても当然です。
自分自身の気持ちを守る境界線が喪失した状態です。
これらが、ある程度、出来て来たら天王星や冥王星を扱いますが、
この2天体を扱うコツは、天王星であれば、土星を通して具体的な
取り組みを考えます。
冥王星であれば、火星を通して具体的な取り組みについて
考える必要があります。
今回の例は、土星もインターセプトされているので、土星と他の
天体のアスペクトを利用して、土星意識の働きを引き出すこと
になります。
生き辛さの解消は、周囲の環境と相対的な問題になりますが、
自分自身の境界線を明確にすることです。
ストレスの少ない環境であれば、境界線が脆弱であっても、
曖昧であっても問題になりませんが、ストレスが強ければ、
標準的な境界線よりも強いものが必要になります。