ベスタは、仕事、人間関係、性的なテーマ等に関することに
献身(集中)することを表しています。
木星とアスペクトを作ると集中のあり方は、拡大する欲求と
結びついていることを表しています。
夢中になるテーマを広げることで多く人に、それに関する
ポジティブなイメージを示す可能性があります。
しかし、ベスタと木星がスクエアのアスペクトになると
何らかのテーマに集中したいベスタと、それを広げていきたい
木星が対立関係になります。
この対立を活かすことも可能ですが、無意識の場合は、難しい
側面が目立つことが多いかも知れません。
木星は、社会的な幸運に関わりますから、自分自身が集中したい
テーマと対立することで嫌気が差す場合があります。
個人的な信念は、自分自身が夢中になることを通して得られる
ものですが、それが自分自身が関わる社会的なテーマと対立
することで悩む機会が多くなる傾向があります。
しかし、これを活かせれば(自分なりに統合出来れば)、自分自身の
気持ちに叶ったテーマ(ベスタサイン・ベスタハウス)を磨くことが
出来ます。
ただ、スクエアは、バランスが取れるようになるまで難しいですから、
自分自身が夢中になれるテーマを否定したり、肯定し過ぎたりという
シーソーゲームを何度も経験する可能性があります。
しかしベスタのサイン(星座)やハウスで読むような自分が夢中になる
テーマも社会的幸運に結びつきやすいテーマもネイタルのホロスコープ
ですから、自分自身のものですから、両方の価値をポジティブに行きつ
戻りつ出来れば、葛藤を乗り越える過程で得られるものが多くあります。
どちらかだけを肯定しようとするとトランジットの影響を受ける
タイミングで反動が来るので、必ず両方を活かせる道を模索するのが、
幸運に結び付きます。