虐待における月と海王星のスクエアの関係は
自分でコントロール出来ないのに、
そこから離れることも不可能な苦しい状況から
自分の気持ちをそらすための生き残り術です。
幼少期に命懸けで現実から意識をそらし続けた
ことで、現実そのものにあまり重要性を
感じられなくなるのです。
トランジットの海王星とネイタルの月も大切な場合があります。
最近で最も一般的な気持ちをそらす手段は、
スマホやゲームの存在でしょう。
体は、現実に置いてあるだけで、意識は仮想空間に
存在していて、戦ったり、何かを育てたり、
愛を語り合ったり様々な形で活動しています。
ゲームのような世界を仮想空間と書きましたが、
そこで喜怒哀楽を感じながら脳が活動している以上
それは、現実として認識されますし、実感としては
現実でしょう。
「ミッション: 8ミニッツ」という映画がありますが、
あれと同じではないでしょうか。
脳内の感覚としては、現実だけれども、ゲームが
終われば消える世界です。
海王星的な表現で言えば、夢や幻の世界です。
辛い状況を感じ難くするために、意識だけが
海王星の世界に入り込んでしまっているのです。
その世界と身体である月とスクエアな関係に
なります。
月という現実の体の世界と海王星という夢の世界と
同時に存在するのではなく、意識が交互に
切り替わるので、トラブルに合い易くなります。
しかし、このような意識のバランスは、
生き延びるための進化とも言えるものであって、
途中で修正が利くような甘いものではありません。
月の半分が海王星にいるのではなく、断続的に
1年の半分を月が海王星で過ごすようなものですから
体の世界と海王星の夢の世界と両方が大切な
タイプの人です。
何よりもこのタイプの人は、夢の世界で癒しや
安らぎ、そしてリアリティを感じるでしょう。
月のサイン、ハウス等要チェックです。
「ミッション: 8ミニッツ」という映画では、
海王星の世界に行って活躍する主人公の現実の体は、
下半身が失われていました。
これは、映画の設定ですが、あまり海王星の世界に
ばかり行っていると月という健康を害したり
歩いていて事故に合う場合もありますし、
何かしら勘違いして重大な契約を結ぶ場合
(様々な投資等)もあります。
意識的に切り替える術をどこかで身に付けることがお勧めです。