第5ハウスに土星があるとなかなか
深い関係になれない傾向があります。
第5ハウスはサインで言えば獅子座に
対応する自分自身の感情を主体にする
生きる喜びを開拓するものです。
そこに抑圧する土星があると、自分の
気持ちに慎重になり過ぎて深い関係どころか
恋愛そのものに踏み込み難くなります。
このような傾向が強くなって自分自身の
感情を遠ざけようとし過ぎると、アスペクト等も
大いに関係ありますが、ノーマルでない趣味を
抱きがちになります。
恋愛感情に触れたいのに素直に触れられないために
独特の触手を心の中に作り出してしまうのです。
戦時中の恋愛は時代背景の影響で大っぴらに
愛し合えないために様々な工夫がありましたが、
そのような工夫を現代の日本で行うとかなり
不自然です。
平和な時代の中で作り出される不自然さは
特殊な趣味として成熟していきます。
かりに恋愛まで辿り着いても、恋愛を
楽しむためには曖昧な状況に耐えられなければ
いけないのに、すぐに意味について考えるので
この土星が火星と結び付いたりすると
一つ一つの行為が非常に重くなります。
少し前の行で戦時中の例えを引きましたが、
状況がヘビーだと真剣な恋愛と言った
感じになります。
困難な相手を好きになって耐えるというような
恋愛だと、割合自分をコントロールし易いですが
よくよく交際相手について考える必要があります。
身体にハンディキャップを負った人を愛したり、
初婚だけれども子供のいる相手と結婚したりと
難しい恋愛を選びがちですが、本当の相性や
自分の気持ちを確かめないと後々大変です。
恋愛の趣味も感じ難い故にハードになり過ぎない
ようにしないと事故になります。
このようなタイプの人は遊びや芸術方面で
いったん気持ちを昇華してから、恋愛に
向き合うと肩の力が抜けます。
恋愛は肩に力が入り過ぎると妙にギクシャク
してしまいます。
そのような経験が重なると気持ちがこじれて
心の闇になりかねません。
第5ハウスのサイン等を考慮して、気持ちを
楽にする方法や素直になる時間を作ると
責任感として生かされます。