海王星とハードアスペクトを持つ人は
事実を歪めなければ、自分に合った
意味を引き出すことが出来ます。
ただ海王星とハードアスペクトを持つ人は
事実を歪めやすいことと自分に合った幻想の
一つだけに固執する傾向が強いので
自分を辛くする傾向があります。
金星と海王星のスクエアある女性は同僚の男性の
好意を恋愛感情と勘違いしてしまいました。
そしてそれが勘違いと分かると退職してしまい
ある宗教にはまってしまったのです。
これはスクエアの海王星が求める物語を
自分で作り出さずに飲み込まれてしまった例
とも言えますが、この女性から見れば
その宗教に金星と海王星のスクエアの描く
理想を見つけたとも言えます。
最初に恋をした男性よりもその宗教の方が
結果的に言えば正解だったということです。
彼女の望んだ恋愛が上手くいけば
宗教にはいかなかったと思われる人も
いらっしゃるかも知れませんが、恐らく
上手くいってもどこかでその宗教に
向かっていくように思えます。
なぜなら普通の男性は金星と海王星のスクエアの
イメージを支えるような特別な要素は
ありませんから、やがて幻滅して違う何かを
探し始めるからです。
もしこの金星と海王星のスクエアを持つ女性が
その理想を恋愛に求める場合は、絶対に理想を
妥協せずに赤い糸を探し続けることが
必要になります。
これは厳しいことかも知れませんが、そのような
姿勢であればハードアスペクトの海王星であっても
長所を発揮するはずです。
ハードアスペクトの場合は海王星の持つ
イマジネーションがとても限定的な形で
意識されるのでなかなか妥協出来ません。
その妥協出来ない自分の気持ちを投げ出すのか
投げ出さないのかという言い方も出来ますし、
理想を求めた途方もない旅や冒険をせずに
どこを落としどころにするのか真剣に考える
という追及の姿勢もありでしょう。
そうなると前述の女性にしても、考えに
考えた結果、恋愛よりもその宗教が自分に
合っているし必要だと思えるならば
それが正解と言うことです。