月と冥王星のコンジャンクションは、心の奥底に
幼児期に損なわれた資質を抱えています。
それがどのような種類のものであるかは、
それぞれですが、愛情に飢えていることには
変わりありません。
厳密に言えば、愛情というよりも、
無意識に損なわれた部分を癒してくれる人やものを
探し続けるようになるというです。
結果的に別人格を作り出します。
好きな人でも物でも、他者の存在を癒しになるのか
どうかという見方で、捉えるのです。
これは、本人の意思ではどうにもならない飢えです。
正直な人であれば、そのような自分に負い目を
感じる場合もあります。
しかし、一番の悲哀は、月と冥王星の
コンジャンクションに引っ張り回されて、
本来の自分の好みの選択が
出来ないことです。
損なわれた部分も自分の一部であることを
受け入れるまで、飢えのために気持ちを
犠牲にする日々が続くのです。
仮に受け入れても楽になるだけで、損なわれ
欠けた部分が修復されるわけではありません。
受け入れたことで、豊かさは得ますが、自分自身の
一部なので、自分という全体は変わらないのです。
ホロスコープ全体の問題になりますが、そこを
どうやって解決するかは、どの天体がフォローに
入っているかで変わってきます。