「愛はある」と伝えたい言葉は、家庭という密室で
苦しんだ人たちへの言葉のつもりでした。
月を通して失われた時間を取り戻す努力をしても、
人には、実際に愛されることでしか埋まらない
隙間があります。
何より、いつかは誰もが誰かと愛し合うことに
なります。
恋愛は、そのスタート地点に他なりません。
同じ言葉でも、その人に合った誰か(愛する人)が
伝えることで、初めて命を吹き込めるのです。
そういう意味合いにおいて、金星はとても大切です。
金星を生かすのは太陽サインです。
金星だけに着目すると、愛されるために
媚びを売るみたいな姿勢になってしまいます。
能動的に愛し、愛されるには、金星の資質を
きちんと太陽サインでマネジメントされる
必要があります。
愛することの中に愛されることが
含まれているのです。
全人格的に言えば、全ての感受点が
関わってきますが、愛されることでしか
埋まらない隙間は、金星が担っています。
だからこそ、金星に頼るのではなく、金星を
生かす視点が大切です。
負の連鎖に陥るのは、愛されることだけに意識が
向くからです。
愛されるために、媚びを売ることも、尽くすことも
必要ありませんから、恋愛を拒否しなくても良いし、
そもそも、恋愛は愛の入り口です。
愛はそこから始まるものです。