「愛はある」と伝えたい

冥王星を通して先祖の影響力を読む

201211130946000

祖母が自殺した方の家系の例ですが、

その方の母親のバースチャートを作ると

第4ハウスに冥王星があります。

これは、家庭における親の影響がかなり偏った

傾向を持つことを示しています。

そして、その相談者ご本人も第4ハウスに

冥王星があります。

そもそも、相談者の悩みは、母親の自分に

対する対応は異常であって、もう耐えられない

ということから始まりました。

しかし母親自身も、その母親(相談者の祖母)の

自殺に巻き込まれて身体障害者になり、

その後に発生した精神的、肉体的苦痛に

大変苦しまれたそうです。

それで、大変面倒だったのですが、相談者の

両親の戸籍を祖父母の代まで辿ってもらいました。

それで分かったことは、色々ありましたが、

自殺された祖母に関して言えば、冥王星は

第12ハウスにありました。

それは先祖の影響が様々な理由で見えない

状態にあることを意味しています。

今書いている話と全く別の家系の方ですが、

第12ハウスの冥王星のある人で、先祖が

神主であった人がいましたが、自然災害で

神社が埋まってしまい、神主の家系が

そこで途絶えてしまい、父親も不在になり

家の力がそこで途切れた先祖を持っているという

場合もありました。

先祖の影響力が、見えなくなった形です。

話が戻って自殺された相談者の祖母は

冥王星が第12ハウスにあります。

第12ハウスに封印というか、閉じ込められていた

先祖の影響力が何かをきかっけに、飛び出して

来たのかも知れないのです。

相談者の話によると、祖母の夫の母親と

折り合いが合わないことを思い詰めて

自殺したという話になっているらしいのです。

詳細は、省きますが、現在、相談者は

第12ハウスに冥王星があるパートナーと

結婚しています。

コンポジット等、様々な要因を考えると

様々な先祖からの影響をもう一度封じ込めようと

意思の表れや期待を示しているのかも知れません。

3世代にプラスパートナーの分のホロスコープ全部を

まとめて書くと大変な量になるので、冥王星だけに

絞りましたが、冥王星を先祖からの影響と

考えることで理解出来る側面はあるかも知れません。

これは、相談者には、太陽と冥王星の

スクエアがあって、自分自身の人生に先祖が

横槍を入れて来ると考えたら分かり易かったのが、

発端になった読み方です。

詳細を読む時は、冥王星のアスペクト、支配星の

動き等合わせて読まなければいけません。

モバイルバージョンを終了