お呪いの土台として蠍座の天体を持っていなくても
蠍座は使いたいサインです。
天体が無い場合は、蠍座のハウスということに
なりますし、その支配星は冥王星です。
蠍座の個別の問題は別にして、蠍座の働き方が
とてもお呪いと親和性が高いのです。
蠍座が本気になってパワーをあげた時に
起こることは、見えないままに対象に浸透していく
作用であり、結果として憑依するような状態に
なります。
そのような支配力を通してコントロール
していくのが蠍座です。
この蠍座のセンスがなければ、お呪いに命が
宿りませんし、相手を殺さずに生かしたまま
本質に触るような真似は出来ません。
占星術的な理性よりも呪術的思考の方が生理的に
ぴったりと来る個人的な価値観かも知れませんが
呪術的思考で把握したものを伝える術語として
占星術は便利なものの一つです。
さて、蠍座が更に前に進むためのお呪いの土台
ですが、蠍座は常に自分の触手を侵入させる対象を
求め続けることで、新たな前進力が生まれます。
蠍座は一途なサインと思ったら間違いです。
一途に見える蠍座は、対象に飲み込まれた蠍座です。
それは捕らわれた蠍座です。
自由を失っています。
その蠍座の力量次第ですが、自分自身のスタイルを
磨き上げていくことで多くの個性に侵入することが
可能になります。
それこそが蠍座の進む力です。