虐待を受けて育ったと言っても、本当に
その程度は人それぞれで、そこからの
回復の道のりも一言で言い表せない
ものがあります。
私自身の育った環境も他人に言わせれば
十分虐待と呼ぶに値するそうですが、
どうしても自分が育った環境を基準に
考えるので、普通とは言いませんが
特別であったと感覚的に捉えるのは
やはり厳しいものです。
ただ同じような境遇の子供の話を聞いたり、
どこかの幼児さんが泣き叫ぶ声を聞くと
その親を退治しに行きたくなります。
他人の家で虐待されている動物も、何度か
飼い主に直接的に交渉に行きましたから
やはり、気持ちのどこかにレアな部分が
未だにあるのでしょう。
話している時は気付きませんが、こうやって
文章にすると自分に対して他人事な態度に
気が付きます。
パートナーから頻繁に指摘されますが、
この自分との距離感は治りません。
意識と感情がある程度乖離しているのだと
思います。
その影響があってか、内面はかなり
冷静な状態でいられますから、何事にも
良い面と悪い面があるものです。