サンデージャポンで太田光さんが、川崎殺傷事件の
容疑者について語られていましたが、その引用です。
「(太田光さんが、)何も感動できなくなった時が
あったんですよ。
物を食べても味もしない。
そういう時にこれはこのまま死んでもいいなって
いうぐらいまで行くんだけど、そうなっちゃうと、
自分もそうなら人の命も大切には思えないよね。
・・・・・」と続いていくのですが、
どのような理由で、このような心理状態になるかは
人それぞれですが、トランジットの天体のタイミングが
何らかの形で実人生に反映されている時は、誰でも
生きていてもしょうがないかなと思う時はあります。
そのような状態から立ち直る力は、やはり好きなことや
大切なものを通して感じる自分自身の価値です。
自分自身の価値を感じられなければ他人の価値を
感じられないのも当然です。
何を通して、どのようなタイミングで自分自身の価値を
感じるかは人それぞれですが、誰にでも何かあります。
川崎殺傷事件の後でほどなく、農林水産省の
元事務次官が息子を殺害した事件が起こりましたが
他人の価値を感じられない連鎖がどんどん広がると
様々な理由で誰かが誰かを殺害して良いという
恐ろしい社会になります。
殺害は極端ですが、他人を叩くのも程度は違いますが
このような成分がある程度混在しています。
このような感情を完全に排除するのは綺麗事です。
人間には残忍な部分があります。
だからこそそれを抑止するような優しさが必要です。