トータルでの仕事運と言うべき社会運は
第10ハウスで考えますが、第10ハウスが
示すような内容を達成するには第4ハウス
である家庭が推進力になります。
占星術的には第10ハウスと第4ハウスは
オポジションの関係(前進する力)になるから
なのであって、第5ハウス(恋愛運)の原点が
第4ハウスになることとは意味が異なります。
つまり仕事運は第4ハウス(家庭)が苦悩に
満ちたものであっても、それを原動力に
出来れば第10ハウス的な社会運は発展します。
ただ一般論としては第4ハウス(家庭)が
不和であれば第10ハウス(社会運)も
伸びていくのは難しいです。
第10ハウスの価値は客観的な成功であり、
個人的な甘えは許されませんが、第4ハウス
(家庭)は甘えが許されるというか、甘えを
満たし合うような場所です。
このように第10ハウスと第4ハウスは
対象的な要素を持っていますが、だからこそ
前進してけます。
頑張るだけでは続きませんし、それだけでは
何のために頑張るのかという問題になります。
家庭のために頑張るという単純なことではなく
家庭があるから頑張れるという補い合う関係に
なっています。
家族がそれぞれに成長して社会に飛び込み、新たな
活力を手に入れるという流れと交互に作用する
ことで社会運、家庭運と共に前進していきます。