「愛はある」と伝えたい

サビアン度数蠍座11度から20度

蠍座11度
救助される溺れた男

この度数では、絶体絶命の状況の中で差し伸べられる手と、
そこに芽生える深い絆が描かれる。
溺れた男は感情に押し流され、限界に達している存在。
その命を救う行為には、単なる援助を超えた魂同士の強い繋がりがある。
蠍座はここで、極限状態において初めて築かれる信頼や、
再生のプロセスの中で生まれる深い共感を体験する。
それは、人と人との真の結びつきが始まる場面である。

蠍座12度
大使館の舞踏会

この度数では、異なる文化や価値観を持つ人々が、
互いの境界を超えて交流しようとする洗練された努力が描かれる。
舞踏会は形式美と礼儀の中で感情を伝える場であり、
蠍座はここで、直接的ではないが非常に深い精神的な交流を行う。
外交的でありながら、裏には鋭い観察と洞察がある。
内側では非常に強い感情を抱えながらも、
それをコントロールして優雅に振る舞う力量が問われる。

蠍座13度
実験をしている発明家

この度数では、内面にある可能性を現実に形として創造しよう
とする精神が象徴される。
発明家は既存のものに満足せず、自らの内なる衝動や欲求を元に
新しい道を切り拓く存在。
蠍座はここで、情熱を抑えるのではなく、
探究と実験という形で表現することで、変容の力を発揮する。
人知れず積み重ねられる努力と、意志の集中が秘められている。

蠍座14度
仕事をしている電話接続士

この度数では、人と人を結ぶ見えないネットワークや、
舞台裏で静かに働く者の重要性が描かれている。
電話接続士は表には出ないが、
他者同士の交流を可能にするキーパーソン。
蠍座はここで、自らの感情を前面に出すことなく、
他者の心をつなぐ媒介者としての働きを担う。
無名であっても、本質的な役割を果たす強さと責任感がある。

蠍座15度
五つの砂山のまわりで遊ぶ子供たち

この度数では、安定した構造の中で自由に創造的な活動を
行う喜びが描かれている。
砂山は一時的で柔軟な構造であり、子供たちはそれを
壊したり作り直したりして遊ぶ。
蠍座の強さや執着がここでは緩み、
変化すること、壊れることを恐れずに関わる姿勢が表れる。
真剣さを保ちながらも、軽やかに命を楽しむ境地が開かれる
度数である。

蠍座11度から15度は、極限からの再生、繊細な交流、
内なる創造、裏方の奉仕、
そして遊び心による変容へと進む流れ。
この領域では、蠍座の強い情熱と結びつきの力が、
より洗練され、優しく、そして自由なかたちで発揮されていく。

蠍座16度
少女の顔が笑顔になる

この度数では、感情の解放と心の変化が象徴されている。
蠍座は深く複雑な感情を内に抱えるサインだが、この度数では、
その内奥に宿る無垢な感情や純粋な喜びが表情として現れてくる。
笑顔は、感情の受容と安心の証であり、
自他の間にあった壁がやわらかく溶けていくことを意味する。
ここでは、共感と癒しのプロセスが進み、
蠍座の情の深さが優しさとして外に現れる地点である。

蠍座17度
自分の子供に服を着せている女

この度数では、育む力と他者への深い献身が描かれる。
子供に服を着せるという行為は、
単なる実用を超えて「生きていくための力を与える」象徴的な行動。
蠍座はここで、愛情を自分の内に留めるだけでなく、
相手の成長のために形として表現し始める。
保護し、導き、未来へと橋渡しする役割。
この度数は、責任ある愛と継承の始まりを示している。

蠍座18度
豪華な秋色の森

この度数では、成熟した命の美しさと豊かさが表現される。
秋の森は、一年をかけて育まれてきた生命の集大成。
そこには完成と収穫の象徴があり、同時に静かなる
終わりの予感も漂う。
蠍座はここで、極まったものの美しさ、
終焉に向かうからこその深い感動を受け止める。
この度数には、生の本質への感謝と、
変化を受け入れる成熟した心が宿っている。

蠍座19度
聴いてはしゃべっているオウム

この度数では、情報の受信と発信、模倣と伝達の行為が描かれる。
オウムは自ら考えるというよりも、受け取ったものを音
として反復する存在。
蠍座はここで、無意識的に周囲の雰囲気や感情を吸収し、
それを自分の言葉として表現する力を持つようになる。
ただし、ここではその伝達が表層的で終わらないよう
注意が必要であり、深い内容を扱うには、内なる理解と
成熟が求められる。

蠍座20度
20歳の少女が自分の理想の恋人の姿を見る

この度数では、理想とする愛や結びつきのビジョンが
心の中に明確に浮かび上がる。
蠍座は深く他者と一体化したいという願望を持つが、
この度数では、その願いがまだ現実ではなく、
内なる夢や理想として存在している。
恋人の姿は、自己の中にある「望ましい他者像」であり、
それを見つめることで、自分自身の感情や愛の本質を知ろうとする。
この度数は、愛の原型や魂の伴侶というテーマに関わる入口となる。

蠍座16度から20度は、感情の癒しと変容、愛を与える行為、成熟の受容、
感覚の伝達、そして理想の愛へのまなざしへと展開していく流れ。
ここでは、蠍座の深い結びつきの力が、より洗練され、
個人の魂の成長と真実の愛に向かって整えられていく。

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