「愛はある」と伝えたい

サビアン度数乙女座11度から20度

乙女座11度
母親の期待の鋳型にはまる少年

この度数では、他者からの期待に応えることで育まれる役割意識が描かれている。
少年はまだ未熟でありながらも、
母親という象徴的な存在が望む像に近づこうと努力している。
乙女座の順応性と修練への姿勢が、
ここでは「他者の期待に応えることによって自分を形成する」という形で表現される。
この度数は、訓練や教育、社会化の過程にある自己形成の象徴である。

乙女座12度
ベールをはずされた花嫁

この度数では、真実の自己が公に明かされる瞬間が描かれている。
ベールは隠されていたもの、花嫁は新しい関係性や役割への門出を象徴しており、
乙女座の内に秘めた純粋さや準備の成果が、ここで他者に知られる。
自己表現や選ばれることの喜びと緊張が同居するこの度数は、
「純粋な自己が外界との関係の中で開かれていく」通過儀礼のような地点を意味する。

乙女座13度
政治運動を制圧する強い手

この度数には、秩序を乱す動きに対して明確な制止を加える力が描かれている。
乙女座は秩序と分析のサインであり、
この度数では外的な混乱に対し、内なる理性と判断力を持って対処する意志が表れている。
「強い手」は感情ではなく意志による介入であり、
それは自己を守る境界線としても働く。
この度数は、必要な場面では冷静に状況を正す能力と、
自らの価値観を貫く厳しさの象徴である。

乙女座14度
家系図

この度数では、自分がどこから来たのかという起源や背景、
そしてそれに基づくアイデンティティへの意識が強調される。
乙女座の分類や分析の能力は、ここで自分のルーツや歴史の整理へと向かう。
家系図は単なる過去の記録ではなく、
現在の自分の立ち位置を理解するための重要な構造。
この度数は、自分が継承してきたものへの尊重と、
そこから何を未来へ引き継ぐかという倫理的視点を象徴する。

乙女座15度
装飾されたハンカチーフ

この度数では、小さなものに込められた繊細な気遣いや美的感性が表現される。
装飾とは、実用性を超えて何かに「心を込める」行為であり、
ハンカチという日常的なものに美を見出す乙女座らしさが顕著に現れる。
この度数は、目立たない部分にまで心を配ることで
人や世界と丁寧につながろうとする姿勢を象徴している。
実用と美、奉仕と愛が静かに融合している地点である。

乙女座11度から15度は、
他者の期待を通じた自己形成から始まり、
自己の開示、混乱への対処、ルーツの理解、
そして細部への愛という流れが展開される。
ここで乙女座は、社会や他者と関わる中で自分を見つけ、
繊細で誠実な形で世界と関わる力を成熟させていく。

乙女座16度
オランウータン

この度数では、人間の本質に隣接する原始的な知性が象徴されている。
オランウータンは動物でありながら、どこか人間的な存在として描かれる。
乙女座の理性や秩序が、この度数では自然や本能と接触し、
「知性とは何か」という問いを投げかける。
洗練された日常に埋もれた野生の感覚、
人間という存在の根源への回帰が、ここでは重要なテーマとなる。

乙女座17度
噴火している火山

この度数では、抑圧されていた感情やエネルギーが突如として噴き出す
様子が描かれる。
乙女座は普段、冷静さと自己制御を重んじるが、
ここではそれが限界に達し、内部からの激しい力が外に現れる。
これは破壊ではなく、浄化と再生のためのプロセスであり、
日常的な抑圧の中にある感情の解放を促す。
この度数は、自分の内側にある情熱や衝動を見つめることで、
真の変容を生み出す地点である。

乙女座18度
ウィジャ盤

この度数では、無意識とつながるための神秘的なツールが登場する。
ウィジャ盤は、見えない存在と交信するための装置とされ、
乙女座の理性と分析力が、ここでは霊的感性や直感へと開かれていく。
論理を超えた次元との対話、
見えない力に耳を澄ませる態度が求められる。
この度数は、目に見えないものへの繊細な感応力を育む場であり、
精神世界への扉をそっと開く。

乙女座19度
水泳競争

この度数では、他者との健全な競争や、自分の限界への挑戦が描かれる。
乙女座が得意とする日々の努力や積み重ねが、
ここでは明確な成果を問われる場面として表れる。
水の中での競争は感情との付き合い方を象徴しており、
感情に飲まれずコントロールしながら前進する力が求められる。
この度数は、比較の中で成長し、
その中でも自分らしいリズムとペースを保つことの大切さを示している。

乙女座20度
キャラバンが砂漠を横断する

この度数では、困難な道のりを仲間とともに乗り越える旅の姿が描かれている。
キャラバンは協力と連帯の象徴であり、
乙女座の持つ奉仕精神と組織力が、集団行動の中で活かされる。
砂漠という過酷な環境は試練の比喩であり、
そこを越えることで鍛えられる忍耐と計画性が強調される。
この度数は、目的を見失わず、慎重かつ着実に歩み続ける精神の象徴である。

乙女座16度から20度は、
原始的な本能との接触、抑圧の解放、無意識との交信、
健全な競争、そして困難な旅路の突破という流れで展開される。
ここで乙女座は、理性と秩序を土台にしながらも、
より深く、より広く、自分と世界の多様な側面と向き合い始める。
表面的な整理を超え、内なる混沌と共に歩む準備が整っていく段階である。

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