「愛はある」と伝えたい

風の時代の乗り切り方

「風の時代の乗り切り方」というキーワード検索が

上がっていたので書いています。

風の時代は、一つの価値観に凝り固まることが

安全どころか危険になるかも知れません。

これまではしっかりと強固な状態を作り出すことが

幸運の土台になりました。

その副作用として自分自身や他人のそれ以外の要素を

切り捨てることで偏った性質を影に仕舞い込み、それを

常に遠ざける配慮が必要でした。

しかし風の時代は、固まるどころか自由になることが

求められます。

これはこれまでの地の時代と正反対とも言える在り方です。

自分自身の外に確かなものを求めるのではなく自分自身の

内側にそのような在り方を持つ必要があります。

これは書くとこれだけですが、地の時代に比べるとつかみ

どころがなく大変なことです。

地の時代は、個人のちっぽけさを集団になることで解消し

安全で強い文化を築いてきました。

今私たちがニュースで目にするのは、あらゆる制度の老朽化です。

コロナウイルスの影響でそれはかなり露骨な状態になっています。

否が応でも集団は脆くなり自由な状態になっていきます。

自ら何かを基準にして偏った状態を作ろうとしても

それが安全に繋がっていかない状況があちこちに出現

するような状態です。

どうすれば安全なのか?

答えらしきものがまったくないような状態が風の時代です。

どうすれば良いかと言われても自分自身について少しでも

詳しくなることしかないかも知れません。

固まることが安全でないならば自分自身に詳しくなって

どのような変化にも対応したり適応していくしかありません。

映画のカーアクションの描写でドライビングテクニックを

駆使して逃げ切ったり、追い詰めたりするのと似ている

かも知れません。

自動車の運転技術に精通することと同じで自分自身に

詳しくなることで少しでも自由自在な存在になるしかありません。

ここで言う自分自身とは、ホロスコープ全体に表されるような

かなり広範囲なものです。

第4ハウスのカスプであるICを深く辿っていくと

個人の小さな自我ではなくもっと深い意識に目覚める可能性も

あります。

もしそのような蓄積された意識と自由にアクセス出来れば

必要な知恵を取り出せるでしょう。

第12ハウスもそうですがエゴから離れるほど自由になれる

可能性があります。

ただ人は、霧や霞を食べて生きていくわけではありませんから

その可能性を自分自身の能力や価値観を通して生きるために

必要なものに変えることが必要です。

エゴから遠ざかることは不安や恐れを招くだけでなく

実際に弱体化する部分もあります。

しかしスピリチュアルな世界では負けた人が勝つ仕組みに

なっていてそのような状態で得た豊かさと努力でつかみとった

豊かさがセットになって初めて安定した豊かさになります。

ですから地の時代と風の時代を対立的に捉えるのではなく

地の資質(身体や物)を最終的な答えとせずに自由自在な

スピリチュアルなエネルギーの依代として用いれば

自由が危険や孤独ではなく豊かさに繋がっていくのでは

ないでしょうか。

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