恋愛運や結婚運を上げる木星の使い方

答えだけが、気になる場合は、今回の目玉から読んで下さい。

しかし、ホロスコープの解説記事なので、全体を読まないと

分かり難いかも知れません。

5ハウスカスプが蟹座で、5ハウスの中身がほとんど獅子座の人が

希望の恋愛・結婚をする方法という記事の続きになります。

リンク記事の最後に以下のように解説しました。

「この読み方であれば、交際が深まるほどに、恋愛相手や結婚相手の

人格に融合していき、もし、その相手のキャラクターが、このような

タイプの人の本音部分である、第5ハウスのほとんどを占める獅子座に

合わないと、自分独自の好きな要素を創造する部分を侵害されたように

感じてしまうでしょう。

簡単に言えば、モラハラされていると感じることになります。

このような第5ハウスの獅子座の部分に木星がある場合に、今回の例

のようなタイプの人の恋愛や結婚の希望を通すためには、この木星が、

どこの支配星を考えていくことになります。

もちろん、木星のアスペクトやサイン、第5ハウスでの働きといった、

基本的な要素を抑えていった上でのことになります。」

今回の解説は、この木星を、どう扱えば、恋愛運や結婚運が上がって

いくのか?ということがテーマになります。

10天体は、意識を表したりしますが、恋愛運や結婚運を上げる時に

常に木星意識を扱えば良いということでは、ありません。

鑑定を依頼される人のニーズや、抱えている問題、親子関係を前提に

するのは、もちろん、そのような内容とホロスコープ全体を読んだ時に

木星(意識)が、どのような働きをするかが重要なポイントになります。

今回、取り上げている例は、月と天王星のスクエアとアスペクトを

作る木星になります。

占星術に関心があると月と天王星のスクエアが、恋愛や結婚に良い

影響を与えないことを、知っている人は、多いと思いますが、それは、

テキストの都合上、天体の組み合わせを無限に解説することが、現実的

には、無理があることと無関係では、ありません。

多くの人は、様々なアスペクトが繋がっていますし、実際に幸運術

としてホロスコープを活用する場合は、そこに意識を集めることで、

バランスを変えることが出来ます。

言い方を変えれば、12星座、12ハウスを均等に使って生活している

人は、ほとんどいないのでは、ないでしょうか。

そういう状態の中で、トランジットの影響を受けたりもします。

そういう、様々なことを考慮した上で、今回の例となるホロスコープの

恋愛運、結婚運を上げるには、木星が重要なポイントになると判断

しているということが前提になっています。

今回の例の木星は、第9ハウスの支配星ですから、制限無しで自由に

振る舞えることで、この木星獅子座は、多くのテキストで解説される

ような月と天王星のスクエアの別離運が改善されます。

それどころか、月・木星・天王星のコンビネーションが持つ、潜在的な

資質である、「目的に積極的にアプローチすることで公私に渡る幸運を

得られる能力」が目覚めます。

このようなアスペクトを持っているのであれば、特別に意識しなくても、

望んでいる相手と恋愛出来たり、社会的な成果を得ることが出来るのでは?

と思う人も多いかも知れません。

確かに、このようなタイプの人は、コンビネーションしている天体の

アスペクトが異なっていても(それぞれに異なるのが普通)実際に、そういう

能力を発揮していると思います。

ただ無自覚な場合は、なかなか長続きしません。

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勉強や仕事のように、一定の成果を一時的に出せば、目標到達みたいな

基準であれば、本気になれば、けっこう可能ですが、恋愛、結婚に限らず

人間関係は、どこで、終わりというものがありませんから、月と天王星の

スクエアの別離運の作用も強く働きます。

トランスサタニアンの類は、コントロール不可能という考え方もありますが、

土星以内の天体意識のようにエゴで動かすコントロールではなく、サーファー

が、波に乗るようなコントロールであれば、あり得ます。

この波乗りも、アスペクト次第なのですが、例えば、木星と天王星が、

インコンジャンクトで、獅子座と山羊座の組み合わせであれば、この

タイプの人が恋愛運や結婚運を上げる木星獅子座の使い方は、その特定の

関係の中だけで、獅子座らしい「やりたい放題」が出来ることが重要な

ポイントになります。

ここからが、今回の解説の目玉になります。

これは、非常に難しいことです。

獅子座で尚且つ、第5ハウスですから、他者の思惑等は、一切考慮しない

組み合わせ、言い方を変えれば、あるべき配置にある獅子座と言えます

(今回の例は、カスプは、蟹座なので、外側は、他人に従順)。

獅子座は、思いを吐き出すことがメインですから、本当は、周囲の人に

どのように思われているのか、自信がありません。

しかし、思いを表現出来なければ、獅子座らしくなれないので、ある意味、

背に腹は代えられない状態で獅子座をやっています。

今回の例は、第5ハウス限定なので、恋愛運や結婚に関して妥協したくない

とも言えます。

今回のホロスコープの場合は、第5ハウスの支配星の動きも、その傾向が

あるので二重に妥協し難い理由があります。

「やりたい放題」したら、魅力的には、なりますが、当たり前ですが、

場合によっては、嫌われます。

ですから、「やりたい放題」が活かされる特定の範囲(山羊座)ということに

なりますし、言い方を変えれば、獅子座と山羊座ですから、特定の誰かに

とってのカリスマ(特定の好みの人には、異様に好かれる)と言うことに

なります(インコンジャンクト)。

インコンジャンクトは、そういう特殊な性質だけではなく、積極的に、

そのような資質(魅力)を磨いていく必要があると読むことが出来ます。

ですから、第5ハウスのカスプが蟹座ですから、簡単に言えば従順

ですが、それと相反するような解説にも思えます。

しかし、これは両立しています。

そのキーワードが、特定の相手です。

ですから、従順=我慢の状態だと、恋愛運や結婚運は、どんどん

悪くなります。

特定の相手に対して「やりたい放題」な状態が、二人の関係性を

盛り上げるというバランスが、恋愛運や結婚運の上昇に繋がります。

これだけ書くと、分かり難いと思うかも知れません。

言い方を変えれば、誰かにとっての「お姫様」ということになります。

ホロスコープを、このように読んで「姫」扱い出来れば、鑑定できて

いると言えるでしょう。

このように、ちゃんと読むと、第5ハウス蟹座の支配星が、あるハウスに

ある状態の内容と、ピタッと重なってきます。

これがホロスコープ全体を読むという意味でもあります。

それぞれの配置の意味することは、変わりますが、それらは、何らかの形

で繋がります。

同じ人の中で孤立した資質は、その人を引きこもりにしたり、病気、鬱、

楽しめない、深い関係が気持ち良くない、結婚したいのに、出来ない等々

大なり小なりネガティブな状態を作り出します。

インコンジャンクトは、モチベーションの変動が激しいのが、難点ですが、

やる気があれば、どこまでも成長出来る長所もあります。

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