第12ハウスタイプの人が自由になる方法

第12ハウスタイプの人とは、太陽や月と

いった個人の軸となる天体がある人や

ステリウムやオーバーロードも第12ハウス内で

発生していれば考慮に入れます。

重要な感受点もカウントして構いません。

第12ハウスをコントロールするには、

自分に相応しい第12ハウスの要素を

ルーティンワークに落とし込んで、

祈るように日々繰り返す必要があります。

第12ハウスにある天体は本人自身が

その働きを把握し辛いものです。

祈るような態度で常にアンテナの感度を

高めないと存在しないのと同じような

天体になってしまいます。

第12ハウスに天体が多い人ほど、

ルーティンワークが増えて気ままに、

動けなくなりますが、その動けなさこそ

第12ハウス主体のキャラクターです。

これを自分で第12ハウスを管理するのか

他人の影響を受け易い性質そのままに

振り回されて、一般的な第12ハウスの

活用方法である奉仕という盲目的態度に

逃げ込むことになります。

このような態度は月は眠れますが、火星や

天王星、冥王星等があると奉仕的態度で

日頃は順応していても、蓄積されるフラスト

レーションが時折、他人に向けられたり、

自分自身の身体に向かって病気になる

こともあります。

第12ハウスに太陽があれば、年単位の

間隔で、蓄積したものを放り出すでしょう。

目標は、実体がないかのような第12ハウスを、

コントロールして自由自在になることです。

第12ハウスは、実感が得難いので、本来、

扱い辛いものですが、第12ハウスを

無視し続けると、俗に言う様な第12ハウスの

イメージに閉じ込められることになります。

第12ハウスタイプで一番多い閉じ込められ方は、

精神であれ、身体であれ、入院ではないでしょうか。

第12ハウスの象意は厄介なことばかりなので

入院はまだましな方でしょう。

悲劇的な象意は沢山あります。

自由度の低い環境に固定されれば、それらの

ほとんどは嘘ではなく、まるでニキビや

腐りかけた食品に集まる虫のように発生します。

それらを回避する最終的な方法論は、土星に

示されていますが、第12ハウス的感覚と

土星を繋ぐパイプは火星です。

ただホロスコープ内のそれぞれの天体に

意識を向けることで、取りあえずアスペクト等を

除外して活用する方法は呪術的態度になり

一般的ではないので、オポジション(鏡関係)に

ある第6ハウスの活用がお勧めです。

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第12ハウスを育てることは、ルーティンワーク

なので第6ハウス絡みなのです。

第12ハウスそのものに直接的ににアプローチ

することは継続的には出来ません。

第12ハウスでも海王星でも、あやふやなものに

ダイレクトに触れ続けようとすると

普通の状態ではいられません。

ある意味、気持ちいいので救いと勘違いして

そこに耽溺し続ければ何かの中毒になりますし、

踏み応えようとすると狂ってしまうでしょう。

第12ハウスを安全に育てるには、第6ハウス側

から触れるしかありません。

これは、一番大切なことです。

悪い意味で第12ハウスに幽閉されないためには、

第12ハウスから、見つけ出して育てている

ルーティンワークを火星が示すニュアンスで

扱うことがポイントです。

火星のニュアンスというのは、一週間に

2回か3回程度でも良いので大きく能動的に

ルーティンを扱うことと、日常生活の10分から

30分程度でも構わないので、やはり火星サインの

個性に乗っ取って能動的にルーティンワークを

行うことです。

特別なことをする暇はないのが現代人ですから

普段の行動の何かとルーティンワークを意識の

中で紐づけるのです。

いくらでも複雑に第6ハウスと第12ハウスを

繋げることは可能です。

複雑さは、多様性です。

目的とする自由度が増します。

ここで初めて、その人にとっての現実になります。

ホロスコープ全体の繋がりを通して、意味が

生まれるので、当然と言えば当然なのですが、

第12ハウスは、閉じ込められ方のニュアンスが

どのように表れるかで、不幸の在り方が

変わりますし、自由度の上げ方やルーティンワーク

の多様性によって幸福の実感がかなり異なります。

しかし、元をただせば不幸に感じていても

幸福に感じているものと同じです。

これが第12ハウスの面白さです。

最初は、火星の意味するところは、避難通路、

逃走ルート、脱出口等々になるのですが、

最終的には、第12ハウスタイプの人を

自由にする実際的なツールになります。

これは手段としての火星が育つということです。

逃げたいという気持ちが作る逃げの方法論から

現実的に自由に生きるツールになるのです。

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