濾過するものの世界の視点から
小林麻耶さんの月と水星のオポジションを
通して引退の判断について考えています。
小林麻耶さんの月の部分は、太字のところから
始まります。
人は、この世に生まれて来ただけでも
自分だけの意識を持っていますが、
マスメディアでタレントとして、仕事を
するということは、更にその在り方を
鋭くしたような状態になります。
第7ハウスではありませんが、
芸能界という特別な形で他人の視線に
晒されるということは、他人が決めた
キャラクターが一人歩きすることになります。
仕事をする上で、求められるキャラクターから
はみ出たらいけない力が働くのです。
人の限られた意識は、その人が繋がる
濾過するものの世界とセットになって
初めて建設的な意味を持ちます。
限られた意識だけを切り取って考えると
まるで一つの部品みたいになってしまいます。
現実の社会全体から見れば、個人は何らの役割を
担っていますし、自分の属する濾過するものの
世界との関係であっても、自分の意識を通して
新しい価値を持ち込むという役割があります。
前置きが長くなりましたが、芸能界で
活躍するということは、芸能界でのキャラクターと
本来の自分の意識という2層の意識を
持つことになります。
本来の自分の意識が芸能界で仕事をする時の
キャラクターを支えられなくなれば、
仕事は出来ないことになります。
出来なくなる理由は、心身の不調でも
他のことに専念することでも構いませんが
最終的に、出来ないと判断すると
引退せざるを得ません。
そこで小林麻耶さんの月です。
意識部分を支えるのは、プライベートである月との
関係が良好である必要があります。
小林麻耶さんの月はサビアン度数水瓶座21度です。
簡単に言うと、この度数は目的に対して
理想的な自分でありたいのです。
しかも、水瓶座の描く理想ですから、他人が
その活動内容を分析するように判断しても
問題がないようなものです。
それは、自分自身を消し去ったような理想です。
だいぶ前に、正しい育児を求めて
教科書通りに子育てをする母親が問題に
なったことがありましたが、目の前の
赤ちゃんを基準にせずに、教科書を正解として
判断するのです。
赤ちゃんにしてみれば、たまったものでは
ありませんが、小林麻耶さんというか
サビアン度数水瓶座21度の月は、同じことを
自分にします。
この月にサビアン度数獅子座14度の水星が
常に働きかけてきます。
この水星こそ、一人のアナウンサーでありながら
小林麻耶さんをここまでのタレントにしたとも
言える知性で、常に自分が最も最高に輝ける
タイミングを求めて真剣に取り組む性質があります。
この水星がオーブギリギリではありますが、
客観的に見ても理想的であることに
限界を超えて挑戦しようとするサビアン度数
水瓶座21度に四六時中働きかけているのです。
本気で結婚と言ったら変ですが、小林麻耶さんが
この行動の軸の対象を芸能界から私生活に移す
ということは、このような徹底性を考慮すると
引退は当然でしょう。
小林麻耶さんのようなタイプの人は、目標が
破綻しない限りは、選択した路線で頑張ります。
一連の全ての流れが小林麻央さんの死から
始まっているように、自分から決めた路線を
降りることはないでしょう。