８月末に杏さんは、フランスにも生活拠点を作ったと
報告されていました。
生まれ時間が分からないので、ざっくりとした取り上げ方に
なりますが、杏さんの生まれたときの火星とトランジットの
木星がスクエアになっています。
これは、思い切った行動をする時にぴったりの運勢です。
簡単に言えば、冒険心で心が満たされる状態です。
ですから、本当にポジティブな気持ちでフランスに渡っていった
と読むことが出来ます。
もちろん、冒険ですから、必ず上手くいくとか、常に楽しい
気持ちが続くと言うことを保証するものではなく、火星が
表している行動力を拡大出来る、拡大したくなるのです。
しかもスクエアですから、過剰な冒険心が働いている
可能性があります。
木星は、拡大する天体(意識)ですから、ハードアスペクトだから
悪いという意味よりも、激しく展開したり、ソフトアスペクトと
比較すると歪な形で拡大することを意味します。
大切なことは、どう転んでも拡大しようとすることです。
杏さんの生まれた時の火星は、生まれたときの木星と
セクスタイル(６０度)でチャンスを得られ易い行動力を
持っているタイプの人なのですが、生まれたときの土星と
スクエアですから、何らかの制限がかかっています。
ある意味で、これは、杏さんが支払ったと言われる母親の
１億円以上の借金みたいなものです。
様々なチャンスに恵まれて活躍され報酬を得ても母親の
借金返済(しかも１億円以上)という制限によって、杏さん
自身の利益には、なりません。
しかも杏さんの母親の借金相手は、杏さんや杏さんの兄の
友人の親ですから精神的な抑圧も感じたことでしょう。
母親の借金で例えましたが、杏さんの火星の拡大力は、土星で
抑え込まれていると言えますから、今回の渡仏のタイミングの
ように、トランジットの木星がスクエアで強引に働きかけて
くれた方が勇気が湧いて良かったかも知れません。
それでも杏さんは、不安が４割で楽しみが６割と答えています。
借金は、返済しましたが、今回の渡仏は、子供たちを連れていく
という要素が制限になっているでしょう。
何故、このように読むかと言うと木星の拡大力(一般的には幸運)も
土星の縛りも個人的な理由や事情ではなく、他者からもたらされる
ことを意味するからです。
今回は、杏さんのホロスコープを取り上げましたが、どのような
タイミングが、新しい試みみとって適切かは、人それぞれです。
土星が与える制限は、決して悪では、ありません。
その人が無限に拡大して、とりとめがない状態にならないように
歯止めをかけてくれていると言えます。
ですから土星は、頻繁に壊れずに定期的に更新されます。
これが起こらないと確かに成長が出来ません。
土星を味方にしたまま更新していくのは、時間がかかります。
杏さんは、１億円を一括返済されたようです。
何年くらいかけて用意されたのでしょうか？土星を適切に扱えば
信用を得ることが出来ます。
生まれ時間が分からないので杏さんの自由に対して実母が、どのような
影響を与えているかは、読めませんが、きっと何かがあるのでしょう。