タロットカードを使って美しい人とスピリチュアルな
対話をした時にカップの８のカードが出て来た場合に
付いて書いています。
カップは、感情や気持ちを表す水の元素のカードです。
気持ち的な問題は、それが嬉しいことであっても
悲しいことであっても心がそれで満たされている時は
次の気持ちが入ってこれません。
カップの８のカードは、失望や惰性と言ったネガティブな
意味で読まれることが多い傾向がありますが、何かを
諦めたように見えたり、惰性に陥っているような状態の
真の姿について考えたいと思います。
それは美しい人が自死ではないことと繋がっていくからです。
美しい人が亡くなって間もなくタロットカードを引いた
時にカップの８のカードが出てきました。
このカードの根っこ部分には、何かに気持ちを集中させて
乗り切ろうとしていた美しい人がいたことを示しています。
これは、美しい人が自室に閉じこもってうずくまっていた
と言うわけではありません。
亡くなる直前まで公開消滅ドラマの収録をされていました。
その後に何かが起こったのです。
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カップの８は、確かに気持ちの上でも停滞している部分も
ありますが、その時に奥深く潜り込んで集中した状態に
入っている部分もあるのです。
美しい人は、亡くなる寸前、どのような感情に沈み込んで
いたのか？(この時は、どこかに閉じ込められていた・
カップの８のカードと読むことが出来ます)。
カップの８の集中は、確かに一般的な集中とは異なる部分も
ありますから、とても吟味が必要です。
基本的にはポジティブであるということです。
逃げずに能動的に何かを乗り越えようとしています。
現状では、変えられないことがあるけれども、自分自身の
深い部分にしっかりと繋がる(集中する)ことで対処しよう
としているのです。
ちょっと例えとして適切かどうかは、分かりませんが
虐待されている子供が心をと閉ざすことで心を守ることと
似ています。
確かに小アルカナのカードで８のカードは、内側に向かって
いく閉鎖性があります。
しかしそれは自分自身を守る力でもあります。
何よりも探究する姿勢として重要なものです。
何かを解決するために、様々な可能性を調べているけれども、
その姿は、美しい人が集中すればするほど見えなくなります。
昔占った方が少年院に入っていたという経験をして下さった
ことがあります。
その時に職員から徹底的に苛められたそうです。
その人は、少年院で過ごした間、どんな酷い仕打ちに
遭っても一言も言葉を発しないことで心を守ったと
おっしゃっていました。
そのエピソードが信じられるほど鋼のような意思の持ち主でした。
美しい人の心の中には、沢山の引き出しがありますから
自分自身の内側にある何かを必死に見つめることで乗り切ろうと
していたと思います。
ただこのような乗り切り方は、美しい人がどのようなことで
困っていたのか、苦しめられていたのか周囲の人に分からない
という難点があります。
タロットカードは、前後のカードで意味合いが変わります。
次のカードがワンドの３のカードであれば、今をしのいで、
まだまだ伸びていこうとする活力(意志や展望)があったと
読むことが出来ます。
ただ逆位置あれば、すぐに何とかするには、状況に対して
相対的に力不足という可能性があります。
このような場合のカードが伝えてきた「力不足」とは何に
対してでしょうか？
この何かに対してのイマジネーションまで得られていれば、
リアリティーを持って読むことが出来ます。
美しい人の俳優としての実力は、数々の映画やドラマで
証明されています。
ミュージカルでの評価も高いものがあります。
つまり７月１８日時点までの美しい人の立ち位置では、
芸能界の窺い知れない深い闇と対峙するには、力不足だった
ということです。
どれだけ仕事を誠実に完全にこなそうが、どうにもならない
ということを悟ったということです。
逆位置であれば、気付かされたと言語化しても良いかも
知れません。
一人の俳優としてどんなに頑張っても、それ以外の力が支配
していることを理解してしまったのではないでしょうか。
恐らく美しい人が誰かが望む状態になるまで危険なまま
放置されたということが真相でしょう。
身体に入れられたものや殴打で次第に分散していく意識を、
集中するポイントをずらしながら、何とか生き抜こうとする
イマジネーションが見えてきた覚えがあります。
その危険な状態が美しい人以外の人間によって作られたので
あれば、報道すべき内容が大きく変わっていきます。
美しい人の訃報で、カードを引いた時に感じたおぞましい
雰囲気の正体を確かめる術はありませんが、少なくとも
そのような気配が美しい人のものではないことは分かります。